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TOP > バウの道中記 > 2010/3/24
 

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 point 【rain-bow】
 point 【714Xと6人の医師】
 point 【古代への旅】
 point 【Pastime】
 point 【18のバス停】
 point 【I Thought About You】
 point 【HOMEに帰ろうぜ】
 point 【山月記に学ぶ】
 point 【風 散々と】
 point 【これで、いいのだ!】
 point 『注文の多い料理店』
 point 【曼珠沙華】
 point 【きつねの夕食会】
 point 【キラリ 札幌地下鉄】
 point 【ゴキブる】
 point 【水道水を飲む】
 point 【夏休み】
 point 【ガイア セブン】
 point 【田んぼの中の露天風呂】
 point 【父は空 母は大地】
 point 【ラジオの話し】
 point 【よければ一緒に】
 point 【シベリア鉄道】
 point 【1分で充分だった】
 point 【病みながらも生きて行く】
 point 【がんの催眠療法】
 point 【テニアン島の怪】
 point 【東京銭湯】
 point 【12月の雨の日】
 point 【しあわせって・・・】
 point 【ダダ・チャイルドの明輝人くんへ】
 point 【犬のようちえん】
 point 【東京タワー】
 point 【希望は踊っている】
 point 【Slow Dance】
 point 【道頓堀でカヌー】
 point 【野の花診療所】
 point 【バウ塾】
 point 【ジョン・レノンな私】
 point 【もっとCM見ようね】
 point 【朗報・みっつ】
 point 【あやまりの旅】
 point 【地球をいやそう】
 point 【言葉が消えた・・・】
 point 【四国から・・・】
 point 【3つのビルの謎】
 point 【聖地・チベット】
 point 【事業仕分け】
 point 【途中退席賞】
 point 【ノーナプキン】
 point 【船首漂着】
 point 【大ボラを吹く人たち】
 point 【きづきの瞬間】
 point 【LOVE ME TENDER】
 point 【親子3代つながった】
 point 【水虫の唄】
 point 【自分の足で】
 point 【あの純真さに学ぶ】
 point 【おいしいコーヒー】
 point 【何を目指したか】
 point 【ダムのない川】
 point 【愛おしくて】
 point 【タタの面白さ】
 point 【15秒のCM】
 point 【REGEND 重い扉】
 point 【起業課を新設】
 point 【開け!にっぽん】
 point 【ピンポン!】
 point 【夢から一歩】
 point 【名人戦】
 point 【セバスチャン氏との出会い】
 point 【やっぱカヌーだよ!】
 point 【カナダセミナー報告】
 point 【希望への讃歌】
 point 【アンソニー・フィリップス】
 point 【ウイルスの政局話し】
 point 【Muzinzo vol.1】
 point 【MOXとCANOE】
 point 【地球マンの声】
 point 【人間家族】
 point 【無為自然】
 point 【おくっとこ】
 point 【ベーシックインカム】
 point 【ロビー活動】
 point 【ハワイな予感】
 point 【フードバンク】
 point 【勇気ある卵】
 point 【類は友を呼ぶ】
 point 【内を向いて歩こう】
 point 【ウォーリーの家】
 point 【お弁当の話し】
 point 【素朴な里と人】
 point 【714X 未知の道】
 point 【似顔絵の作り方】
 point 【大好きだよ!】
 point 【ハプチョンに行くぞ】
 point 【予約販売 GOGO!】
 point 【最後のニュース】
 point 【足るを知る】
 point 【骨董通り散歩】
 point 【薪割りの季節】
 point 【Hymn To Hope 】
 point 【こころの意味】
 point 【行きと帰り】
 point 【お誕生日】
 point 【108の祈り・後】
 point 【108の祈り・前】
 point 【てるりん慕情】
 point 【オフコース】
 point 【読書三昧】
 point 【カナダ報告2】
 point 【どんでん返し】
 point 【ストリートビュー】
 point 【帰りたい】
 point 【カジカ鳴く夕暮れ】
 point 【日の目を見る】
 point 【うぶに還る】
 point 【純真な動き】
 point 【ぼ〜っとする】
 point 【常温核融合】
 point 【ナンバー117】
 point 【夢のひとつ】
 point 【カナダ報告】
 point 【タオと生きる】
 point 【ラップ療法】
 point 【Tibet Tibet】
 point 【千島学説セミナー】
 point 【ガストン・ネサーン】
 point 【BOOMERANG】
 point 【Yes,We Can】
 point 【宇宙を越えて】
 point 【マンハッタンのマグロの叫び】
 point 【食の研究所】
 point 【いのちの食べ方】
 point 【医学の進化】
 point 【育ち・なおし】
 point 【半農半X】
 point 【月に笑う夜】
 point 【911から見る未来】
 point 【中越沖地震】
 point 【慈しむ】
 point 【ひとり旅の冒険旅行】
 point 【HOME SWEET HOME】
 point 【動けば変わる】
 point 【豪快な号外】
 point 【今までのような暮らし】
 point 【森の魂 風の塔】
 point 【スローダンス】
 point 【白い森】
 point 【悲しい知らせ】
 point 【千島学説に学ぶ】
 point 【Beyond】
 point 【広島灯籠流し】
 point 【生徒諸君に寄せる】
  【サイコロの未来】
  【絶望に効くクスリ】
   【風になる】
  【まぁだだよ】
  【ほたるのものすごさ】
  【いいモノみっけ】
  【猫語の教科書】
  【廊下で立ってなさい】
  【21世紀第64回目 月の祭り】
  【アーティストが世界を変える】
  【天声人語】
  【自衛隊に入ろう?】
  【とある社内報2】
  【とある社内報1】
  【四方山ばなし】
  【歌舞伎町三者会談】
  【超秘密会議の打ち明け話し】
  【吹雪の中の水虫のうた】
  【イカ焼きとミックスジュース】
  【豊島問題改ざんサイト】
  【chanとまこっちゃんやど〜】
  【古武道とはなんぞや】
  【道後準備会】
  【竹炭名人芸】
※矢印をクリックするとメニューの一覧をみることができます。

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【バウの道中記】2010年3月24日  武蔵野  月笑庵

【希望は踊っている】

この前の3連休に、京都と大阪からお二人の女性が尋ねて来られました。 西日本のガン患者の方ならたいていの人がご存知でしょう。ガン患者の会 ・ASUKAの代表の山口加代子さんと副代表の安東廣子さんです。

このお二人は、つい先日都内のお台場で開業されたばかりの伊東充隆ドク ターと私を引き合わせたいと言う目的で来られました。待ち合わせ場所は HOTLE OKURA。そう、あの立派なホテルです。ですが、私はあの手のホ テルは苦手なのです。

だいたいHOTEL NEW OTANIとHOTLE OKURAの違いが分かりません。
境目が分からないと言った方が良いかも知れません。両者に一度聞いてみ たいと以前から思っていました。どうして同じような名前で近くに作った のですかと。

と言うことで、今回も見事に間違ってしまいました。HOTEL NEW OTANI のロビーで待っていたら、ふとこのふたつのホテルの違いについて考え始 めてしまったのです。で、分かったのです。気が付いたのです。待ち合わ せ場所はこのホテルじゃない!あっちのHOTLE OKURAだと・・・・・。

さて、何とか無事にHOTLE OKURAに着きましたが、なかなか三人がロビ ーに現れません。私はしびれを切らして山口さんに電話をしてみました。
「バウさんは今どこにいるんですか?」
『ぼくは一階の桜の木の横に座っています。今どこに居られるんですか?』
「5階のロビーです。」

そうかここがロビーと思ってたけどロビーは5階なんだ『すぐ行きます!』 と、電話を切ってエレベーターに乗り込んで5階にお願いしますと言った のですが、係の女性は怪訝な目線で、乗り込んで来たここが5階だと説明 するのです。

『え〜とですね。ぼくはタクシーで来て、あそこの入り口から入って来た んですが、それが5階ですか?それはあなたの”誤解”ではないですか?』
とシャレまで入れて問いただしたのですが、やはりそこは5階でした。
まるで何処かの温泉ホテルのようです。5階がロビーなんですから・・・。

やっとテラスレストランでお会いすることができました。伊東充隆先生は お二人から『みっちゃん先生』と呼ばれておられたので、私もすぐにこの お名前で話しに参加させて頂きました。

実はこの前日に、みっちゃん先生が講演された時に収録された2時間のD VDをすでに聞かせていただいていたので、彼がやって来たこと、思って いること、この先にやろうとしていること、感性、気質などをほとんど理 解していたと思っていたのですが、やはり講演のDVDを聞くだけではダメ ですね!

お互いが『ねんごろになじんで』はじめて『ふれあい』その先で『共振で きる』モノが生まれ『信頼関係』が生まれるからです。やはりお会いする と言うことが人間関係の大前提となると改めて思い知らされました。

先生はもちろん714Xに参加して頂けることになりました。これで7人 目のドクターとなります。関東で2人目、都内では始めてとなりました。

714Xの話しは、みっちゃん先生も私もお会いする前に双方でやりだす、 勧めてみようと決めていたので話しはトントン拍子で決まって行きました。

もう一つ画期的な話しが、その場で進められて行きました。関西を中心に ガン患者のネットをASUKAのお二人は作って来られたのですが、その母体 をNPOにしようと言う話しがまとまりました。

同時にみっちゃん先生を顧問としてお願いして事務局長を私の親友にまか せて頂けるとなったのです。嬉しく思ったのは、まだ誰もやっていない事 業をこのNPOでやっていただけることになったことです。この辺りのこと も含めて、NPO申請などが動き出したら詳しくお伝えしたいと思っていま すので楽しみにお待ち下さい。ここでやり始める事業は画期的な事業だと 言われることにいずれなって行くことでしょう。これで、またたのしみが 一つ増えました。

この日この場に居合わせた4人が、ほんの少し前まで別々の頭でバラバラ に考えていたことが、見事に集約されたのです。おみごとな3時間でした。

虎ノ門の駅で分かれた私は、連休でお正月状態になった都内の静かなビル 街を歩くことにしました。持ち出したのは【ラジオ】。少し前にipodに飽 きてしまった私は、ポケットに入る大きさのラジオを手に入れたのです。

私の住んでいる生活圏では、FMだけでもJ-WAVE,TOKYO FM,NACK5, FM yokohama,FM FUJI,NHK FM,と6局もあって、おまけにNHKのテレビ 放送の音声まで聞けるのです。これはいくら好きな楽曲ばかり集めたipod であっても、その新鮮さにおいては雲泥の差があると言わざるを得ません。

日比谷公園を歩いている時に、J-WAVEから軽快なボサノバが聞え出しま した。ナビの女性の話しを聞いて驚きました。ブラジル音楽を8年6ヶ月 もの間つづけて来たこの番組が、あと数曲で終るらしいのです。

考えてみれば私はこの15年間、関東から離れて暮らしていたので、この 東京ローカルの番組を始めて聴いたのですが、始めて聴いて来週もこの番 組を聞いてみようと思ったのに、その瞬間に消えてしまうことを聞かされ たのですから残念でした。

関東に住んでいるブラジル系の人たちのこころを遥か遠くの故郷に運んで くれて来た番組がこれで消えてしまうのです。そんなことを思っていたら とうとうナビの女性が選んだ8年6ヶ月の最後の曲が流される時間がやっ てきたのです。

「では、8年6ヶ月もの間、いろんなブラジル音楽を流して来たのですが、 最後の曲をご紹介したいと思います。やはりこの曲でしょうね!』とナビ が語り『酔っぱらいと綱渡り芸人』と紹介されたのですが、この時点では どんな曲か分からなかったのですが、イントロが流れたらすぐに分かりま した。

去年群馬の太田の方で、私の運転手役になってくれた日系人が、一番好き な曲だと言って、車の中で何回も私に聴かせてくれた曲だったのです。

この『酔っぱらいと綱渡り芸人』は、1970年代の軍事政権下のブラジ ルで作られた曲で『酔っぱらい』は政府、『綱渡り芸人』が国民と言うこ とで、プロテスタントソングになっています。国を憂いて作られたのです。

この番組ではエリス・レジーナの歌で流されたのですが、作曲したジョア ン・ボスコのYouTubeを探し当てましたのでお聞き下さい。よく見ると、 観客が泣きながら歌っています。この曲が生まれた背景と歌詞が分かれば これもうなずけるでしょう。

何時しか、無人のビル街は暗くなり始めていました。8年6ヶ月の間よく やってくれたもんだ・・・さすがJ-WAVE。スタッフのみなさんありがと うと思った瞬間に、感謝のあまり涙を流してしまいました。

『酔っぱらいと綱渡り芸人』:ジョアン・ボスコ
http://malaria.sakura.ne.jp/archives/2009/06/post-30.html

日が落ちる。夜へと橋がかかる黄昏。
喪服を着た酔っぱらいに 
わたしはチャップリンを思い起こした。
月は売春宿のおかみさんのように冷やかな星々から
きらめきという宿代を求めていた。

そして雲は空の吸い取り紙で拷問の血痕を吸い取っていた。
ああ息苦しい。狂っている。

山高帽子をかぶった酔っぱらいはブラジルの夜のために
(わがブラジル!)
あらゆる無作法をやってのけた。
多くの人々といっしょにパトカーで
連れていかれたエンフィルの兄弟が
帰ってくるのを夢見て。

私たちの祖国、気高い母は泣いている
マリアたちもクラリスたちも泣いている
ブラジルの大地で。
でも私は知っている
突き刺すような苦しみが
無駄にはならないということを。
『希望』はサーカス小屋の綱の上で
一歩一歩進みつつ危なっかしく踊っている。
けがをするかもしれない。運だよ!
『希望』という綱渡り娘は知っている
すべての芸人のショーは続けられなければならないということを。

 
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E-mail:bow@peace2001.org