このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

TOP > バウの道中記 > 2009/5/1
 

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

 point 【rain-bow】
 point 【714Xと6人の医師】
 point 【古代への旅】
 point 【Pastime】
 point 【18のバス停】
 point 【I Thought About You】
 point 【HOMEに帰ろうぜ】
 point 【山月記に学ぶ】
 point 【風 散々と】
 point 【これで、いいのだ!】
 point 『注文の多い料理店』
 point 【曼珠沙華】
 point 【きつねの夕食会】
 point 【キラリ 札幌地下鉄】
 point 【ゴキブる】
 point 【水道水を飲む】
 point 【夏休み】
 point 【ガイア セブン】
 point 【田んぼの中の露天風呂】
 point 【父は空 母は大地】
 point 【ラジオの話し】
 point 【よければ一緒に】
 point 【シベリア鉄道】
 point 【1分で充分だった】
 point 【病みながらも生きて行く】
 point 【がんの催眠療法】
 point 【テニアン島の怪】
 point 【東京銭湯】
 point 【12月の雨の日】
 point 【しあわせって・・・】
 point 【ダダ・チャイルドの明輝人くんへ】
 point 【犬のようちえん】
 point 【東京タワー】
 point 【希望は踊っている】
 point 【Slow Dance】
 point 【道頓堀でカヌー】
 point 【野の花診療所】
 point 【バウ塾】
 point 【ジョン・レノンな私】
 point 【もっとCM見ようね】
 point 【朗報・みっつ】
 point 【あやまりの旅】
 point 【地球をいやそう】
 point 【言葉が消えた・・・】
 point 【四国から・・・】
 point 【3つのビルの謎】
 point 【聖地・チベット】
 point 【事業仕分け】
 point 【途中退席賞】
 point 【ノーナプキン】
 point 【船首漂着】
 point 【大ボラを吹く人たち】
 point 【きづきの瞬間】
 point 【LOVE ME TENDER】
 point 【親子3代つながった】
 point 【水虫の唄】
 point 【自分の足で】
 point 【あの純真さに学ぶ】
 point 【おいしいコーヒー】
 point 【何を目指したか】
 point 【ダムのない川】
 point 【愛おしくて】
 point 【タタの面白さ】
 point 【15秒のCM】
 point 【REGEND 重い扉】
 point 【起業課を新設】
 point 【開け!にっぽん】
 point 【ピンポン!】
 point 【夢から一歩】
 point 【名人戦】
 point 【セバスチャン氏との出会い】
 point 【やっぱカヌーだよ!】
 point 【カナダセミナー報告】
 point 【希望への讃歌】
 point 【アンソニー・フィリップス】
 point 【ウイルスの政局話し】
 point 【Muzinzo vol.1】
 point 【MOXとCANOE】
 point 【地球マンの声】
 point 【人間家族】
 point 【無為自然】
 point 【おくっとこ】
 point 【ベーシックインカム】
 point 【ロビー活動】
 point 【ハワイな予感】
 point 【フードバンク】
 point 【勇気ある卵】
 point 【類は友を呼ぶ】
 point 【内を向いて歩こう】
 point 【ウォーリーの家】
 point 【お弁当の話し】
 point 【素朴な里と人】
 point 【714X 未知の道】
 point 【似顔絵の作り方】
 point 【大好きだよ!】
 point 【ハプチョンに行くぞ】
 point 【予約販売 GOGO!】
 point 【最後のニュース】
 point 【足るを知る】
 point 【骨董通り散歩】
 point 【薪割りの季節】
 point 【Hymn To Hope 】
 point 【こころの意味】
 point 【行きと帰り】
 point 【お誕生日】
 point 【108の祈り・後】
 point 【108の祈り・前】
 point 【てるりん慕情】
 point 【オフコース】
 point 【読書三昧】
 point 【カナダ報告2】
 point 【どんでん返し】
 point 【ストリートビュー】
 point 【帰りたい】
 point 【カジカ鳴く夕暮れ】
 point 【日の目を見る】
 point 【うぶに還る】
 point 【純真な動き】
 point 【ぼ〜っとする】
 point 【常温核融合】
 point 【ナンバー117】
 point 【夢のひとつ】
 point 【カナダ報告】
 point 【タオと生きる】
 point 【ラップ療法】
 point 【Tibet Tibet】
 point 【千島学説セミナー】
 point 【ガストン・ネサーン】
 point 【BOOMERANG】
 point 【Yes,We Can】
 point 【宇宙を越えて】
 point 【マンハッタンのマグロの叫び】
 point 【食の研究所】
 point 【いのちの食べ方】
 point 【医学の進化】
 point 【育ち・なおし】
 point 【半農半X】
 point 【月に笑う夜】
 point 【911から見る未来】
 point 【中越沖地震】
 point 【慈しむ】
 point 【ひとり旅の冒険旅行】
 point 【HOME SWEET HOME】
 point 【動けば変わる】
 point 【豪快な号外】
 point 【今までのような暮らし】
 point 【森の魂 風の塔】
 point 【スローダンス】
 point 【白い森】
 point 【悲しい知らせ】
 point 【千島学説に学ぶ】
 point 【Beyond】
 point 【広島灯籠流し】
 point 【生徒諸君に寄せる】
  【サイコロの未来】
  【絶望に効くクスリ】
   【風になる】
  【まぁだだよ】
  【ほたるのものすごさ】
  【いいモノみっけ】
  【猫語の教科書】
  【廊下で立ってなさい】
  【21世紀第64回目 月の祭り】
  【アーティストが世界を変える】
  【天声人語】
  【自衛隊に入ろう?】
  【とある社内報2】
  【とある社内報1】
  【四方山ばなし】
  【歌舞伎町三者会談】
  【超秘密会議の打ち明け話し】
  【吹雪の中の水虫のうた】
  【イカ焼きとミックスジュース】
  【豊島問題改ざんサイト】
  【chanとまこっちゃんやど〜】
  【古武道とはなんぞや】
  【道後準備会】
  【竹炭名人芸】
※矢印をクリックするとメニューの一覧をみることができます。

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

 

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得


【バウの道中記】2009年5月1日  武蔵野  月笑庵

【無為自然】

つい先日のことですが、2年間メールで文通をやって来た人が亡くなり ました。この人は長野の人でガンになられてから、いろんなサイトを探 されたのですが、何故か私の元に来られた方でした。

彼は60代後半の男性で、週に一度ぐらいメールでいろんな感情を正直 に私に打ち明けてくれました。だから一度も会っていないのですが、私 のこの2年間の中の、一番の親友とも言える人でした。

彼が私に問いかけて来たのは、ガンの治療法や免疫をあげる方法などの 話しではなく、死に対しての考え方や生き方やこころ構えなどについて の話しが中心でした。

こころに響く親友っていいですよね!この2年間の私たちは、まるで時 空を越えたかのように、彼が好んで空想の会合の場所として選んだ信州 の深い山の頂きや、小さな川のほとりや、大きな樹の下で深い話しをし ていきました。

これは、難しい表現になるのですが、メールで合う時間と場所を事前に 約束して、その時間が来ると実生活では何もせずに、その場所に行って 会話をすると言う方法です。(分かるかな?)

そんな彼と私が一番意気投合した話題が、紀元前の頃に老子がみつけた とされる『無為自然』と言われる概念でした。この『無為自然』の世界 観の中で2人は2年間もいっしょに暮らしたと言える仲なのですから、 それはそれは豪快な生き方を、二人で存分に満喫したという感が残って います。

さて、みなさんに少し想像をして頂きたいのは「時空を越えた」二人が 生活をしていたこの「2年間」です。

もちろん二人にはそれぞれ、はがすことが難しい実生活があったのです が、そこから離れた空想の空間で、「今日は上高地の一番奥の牧場跡地 で焚き火しながら話しをしましょうか」とか、「安曇野のわさび園の横 の梓川の河川敷でテントを張って、バーボンを飲みながら話しをしまし ょう」とか、実に具体的に話しをしていったのです。

その甲斐があって、ふたりでやりとりをするようになって3ヶ月もした ら、実生活と比べてみても「時空を越えた」二人のバーチャルな生活の 方が、真実味を帯びてきてしまったようだとよく笑い合ったものです。

たとえば、これは二人で大笑いをした会話の一つなのですが、待ち合わ せをした焚き火の場所に、彼がお土産として持ち込んだモノを言い当て た時のことです。

彼は私に問いかけました「バウさん、今日の土産は何だと思う?」 私は答えました「よーし、ほんなら当ててみましょうか?」

私は焚き火の場所に到着したばかりの彼が、病院から抜け出して、ここ まで来たルートを空を飛びながら辿ってみることにしたのです。

それで分かったのは彼が田舎の小さな商店に入って「こてっちゃん」を 探し当てて買って来たことでした。「こてっちゃん」ですよ!あの「こ てっちゃん」を言い当てたのです。この時は二人で大笑いでした。

さて、この2年間の中の「はがすことが出来ない実生活」と「時空を超 えた生活」、どちらが真実に近いのでしょうか?

私には「時空を超えた生活」の方が真実味があるように思えてなりません。

今でも時おり彼が好きな信州の風土の中で、私と彼はコンタクトをしてい るのですが、その会話の中から生まれる『無為自然』の概念は、どんな本 にも書かれていない内容ですし、もちろん私の思考の中から生まれようも ない斬新な言葉が多く出て来て、ゆがみの多い実社会の中のどんな現象よ りも、私を納得させる力があるのです。

さて、最近届くメールの中で、多くの人から問いかけがあるのが「バウさ んは最近何をしているのか、さっぱり分からなくなった」と言うものです。

メールを読んで、この話題になるたびに私はニヤッとしています。

実のところを言うと、私は何もしたくないからです。今までの表面的な私 しか見ていない人には、この私の実態はなかなか理解できないでしょう。

人より多くのモノをつかみたい。出来るだけたくさんの知識を身につけた い。より多くの人と知り合いたい。これらは、本来の私には一切ないもの です。

ところがそれらを追い求めているのがバウさんだ。と思う人から「バウさ んは最近何をしているのか、さっぱり分からなくなった」と、届くのです。

最近の私の決まり文句は「私は、なにもしてないよ!」と言うものです。
ですが、何もしていないと言いながら、何もしていない訳でもないのです。

どんどん身辺を簡素にして行き、自分でしか出来ないであろうと思われる ことだけを、最大限にやっているだけなのです。

嬉しいですね。こんな心境にまで来れたと思えるのは。

これは、人より多くのモノをつかみたい。出来るだけたくさんの知識を身 につけたい。より多くの人と知り合いたい。と言う概念からはずれたから かも知れません。

 
TOP > バウの道中記 > 2009/5/1

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

E-mail:bow@peace2001.org