インパク会場

 

 

「ヂライッテナンナノ!?」

 

用語解説

「メカラウロコ」
 

(誤解・曲解などあるかもしれません。発見された方はご連絡ください。)

 

製作・文責:stone(石田幸久)

 

 

 

 

あ − ん

円卓会議【えんたくかいぎ】

 円形のテーブルを囲むことで、上下や席順などの差別なく、「公平な立場」でおこなう会議。

 

オブザーバー【observer】

 「観察者」。会議などの場において、発言はできるが、議決権や発議権はない出席者。

 

核兵器【かくへいき】

 ウランやプルトニウムなどの、比較的密度の高い(比重が重い)原子核が、陽子(プラスの電荷をもつ。中性子とほぼ同質量)・中性子(ニュートロン。電気的に中性)・アルファ線との衝突によって、ほぼ同じ質量をもつ2つの原子核に分裂する反応(核分裂反応)を起こし、分裂の際に放出される中性子が他の原子核にぶつかることにより、次々に連鎖反応を起こし、強力なエネルギーを放出(爆発)することを利用した兵器。

 この反応によって放出される放射線(アルファ線・ベータ線・ガンマ線・X線・中性子線)を大量に身体に浴びると、体内の様々な元素が反応し、DNA構造を破壊したり、ガンや放射線皮膚病、白血病、奇形・妊娠障害など、重度の障害を引き起こす原因となったり、あるいは死亡する。そのたちの悪さから別名「悪魔の兵器」とも呼ばれるが、「天使の兵器」はない。

 原子力発電においても核分裂反応を利用しており、スプーン1杯分のウランがあれば、家庭の約1年分の電力を作ることができることから「夢のエネルギー」といわれたりもするが、制御がむずかしく、突然の災害や故障、人的・設計ミスなどが原因で、反応の速度がある一定の限界(臨界点)を越えると制御不能となり、加速度的に反応が進み、ついには炉心融解(メルトダウン)を引き起こし、爆発する。チェルノブイリ原発事故は大惨事だったが、それでもメルトダウンの一歩手前だという。

 水素爆弾(水爆)とは、核融合反応核分裂とは逆の反応。水素・ヘリウムなど、比較的軽い元素を衝突・融合させ、莫大なエネルギーを発生)を利用している。核分裂→核融合→核分裂と、三段階の反応が互いにエネルギーを増幅させるため、原爆よりも破壊力が大きい。
 ちなみに、太陽はおもに水素の固まりで、核融合反応によって、何百億年ものあいだ、莫大なエネルギーを放出しつづけている。核融合反応は、本来は、恵みの雨や、風、全ての生命の源とも言える。

 中性子爆弾は、爆発しても、派手な音や、光、熱が、極めて少ない。爆発に気付かないし、爆風はないし、建物も壊れない。そして、爆発によって放射される中性子線はコンクリートや金属などを通過する為、核シェルターは役に立たない。しかし都会の上空で中性子爆弾が一旦炸裂すれば、一瞬で中性子が周囲の生物の体内を駆け抜け、原子構造を破壊し、あらゆる生物を殺し、もしくは死ぬまで苦しむという恐ろしい兵器。ビルや橋など、街の姿はそのままの姿で、生物だけが死に至るという。まさに、「悪魔」のレッテルがふさわしい。原理としては、水爆の第2段階(核融合)までの構造で、エネルギーは水爆の4分の1以下。80年代頃から各国で作られているが、「実践向きではない」とする情報もある。放出された中性子は1時間以内にそのほとんどが吸収・拡散され、なくなってしまうため、「クリーンな核兵器」とも呼ばれている。原爆や水爆と比べて、安易な使用が予想される。

 核融合エンジンは、宇宙モノのSFなどでよく登場することで有名。地球上に存在する物質は、その高温(数万度C)に耐えきれずに溶解してしまう為、現時点では製作不可能。しかし、ドラえもんやガンダムは核融合エネルギーで動いている。(ドラ焼き1個から核融合エネルギーを100%の効率で取り出せば、計算上では1家庭の数百年分相当のエネルギーが生み出せるという)
 

北大西洋条約機構【NATO】

 North Atrantic Treaty Organization。1949年、共産主義勢力に対抗するため、米国・カナダ・西ヨーロッパ諸国が結成した集団安全保障機構で、ブリュッセルに本部がある。どこかで何かあればすぐ空爆する。

 

金属探知機【きんぞくたんちき】

 磁石に反応する金属を探知する機械。基本的にはコイルと電子回路からなる構造で、簡単なものなら小学生でも作ることができる。コイルに電気を流して電磁波で磁界を作り、磁界に影響を与えるもの(鉄などの金属類)が存在すると、電気抵抗が変化するため、それを音などで知らせる。

 

クメール【khmer】

 アンコールワットなどを建造したカンボジアの主要民族。先住民とインド系移住民がそのルーツといわれる。文字はクメール文字で、古くは7世紀初頭の碑文に刻まれている。左横書きで母音字が14あり、32の子音字からなるが、それらがさらに第1群(a音群)と第2群(b音群)に分かれるため、極めて複雑。

 

クメール・ルージュ【Khmer Rouge】,ポル・ポト【Pol Pot】,ロン・ノル【ろんのる】,ヘン・サムリン【Heng Samrin】


 「クメールルージュ(赤いクメール)」は、ポルポト“Pol Pot”(本名:サロト・サル(1928〜1998))を最高指導者とする共産党武装革命組織で、「ポルポト派」とも呼ばれている。1976年、民主カンボジア(現在はカンボジア王国)政府を樹立し、その首相に就任。'79年にベトナム軍の侵攻を受け首都プノンペンから撤退し政権を奪われ、タイ国境に近い山岳地帯に逃れてゲリラ戦を展開。恐怖政治を行い、医者や教師といったインテリ層を中心に、国民総人口の4分の1を虐殺したといわれているが、正確な数字はいまだ不明。'96年以降はメンバーの離脱、内部分裂が進んでおり、現在では壊滅状態となっている。

 ポルポト(サロト・サル)は1928年、農家の9人兄弟の8番目として産まれ、20歳から3年間フランスへ留学し、共産主義を学んだ。帰国後はフランス語教師として働き、1960年にカンボジア共産党(後のクメール・ルージュ)を作った。1965年、ベトナム戦争が始まり、1970年、ロンノル将軍がアメリカのバックアップでクーデターを起こし、ロンノル政権(クメール共和国)樹立。国王シアヌーク殿下は追放され、北京へ亡命。クメール・ルージュは反政府ゲリラ活動を激化し、国内は内戦状態となる。1975年、アメリカがベトナム戦争から完全撤退し、それとともにロンノル政権は崩壊。クメール・ルージュが政権を握り、恐怖政治がはじまった。通貨・商店・企業などの資本主義、休日・音楽・映画などの余暇や、恋愛が禁止され、農作業や土木工事など、ただ働き続けることだけが、すべての国民に義務づけられ、少しでも「知識」を持った人間や、政策に協力しない人間は、容赦なく皆殺しにされた。クメール・ルージュが政権を握った4年後の1979年、ベトナム軍がカンボジアへ侵攻し、ポルポトは政権を追われ、カンボジア西部のジャングル地帯に逃れた。ヘン・サムリン(1934〜)がベトナムの支援のもと政権を握り武装決起。「カンボジア人民共和国」を樹立し、ポルポト派に対抗した。
 しかし、ベトナムに敗退していたアメリカは、クメール・ルージュを支援。さらにクメール・ルージュも「脱共産主義」を宣言し、アメリカのさらなる支持を得る。結果、虐殺は果てしなくつづいた。米ソ冷戦が終わり、ようやくクメール・ルージュは壊滅状態となった。

 ポルポトは1998年に殺されたとされている。一説によると、クメール・ルージュ内部の人間に殺されたという。生前はポルポト自身、部下に仲間殺しを命じていた。生き残ったクメール・ルージュのメンバーは少ない。

 国連の介入により1991年、パリ協定が調印され、国連暫定統治機構(UNTAC)がカンボジアに作られ、新生カンボジアへ向けて本格的に動きはじめる。1998年7月、総選挙を実施、同年9月、新国会招集。11月、ラナリット殿下を国会議長、フン・セン氏を首相とする新政府「カンボジア王国」が正式に成立した。1999年4月、ASEAN(Association of SouthEast Asian Nations:東南アジア諸国連合)に正式加盟した。

 

国連【こくれん】

 国際連合(United Nations)の略。UNとも略される。1945年10月24日に発足した国際平和機構で、国際平和と安全の維持、経済・社会・文化面の国際協力の達成などを目的とし、総会・安全保障理事会・経済社会理事会・信託統治理事会・国際司法裁判所・事務局などがおもな機関。ニューヨークに本部がある。

 

ジュネーブ軍縮会議【ジュネーブ・ぐんしゅくかいぎ】

 スイス西部の国際観光都市ジュネーブ(Geneva)において開かれる国際会議。もしくは軍縮交渉の常設機関の名称。国連とは別の機関だが、密接な関係をもっている。1961年に発足。名称が度々変わったが、84年から現名となった。(スイスは政治的には「永世中立国」であると宣言をしている。つまり、「永久に政治的な中立の立場」を宣言している国なので、国際会議の場としてよく使われる。ちなみに、最初のジュネーブでの軍縮会議は1927年にさかのぼる。米・英・日が参加したが、利害関係の対立によって決裂している。)

 

信管【しんかん】

 圧力や電気信号などによって、爆弾や地雷などの火薬に点火・爆発させるための装置。

 

迫撃砲【はくげきほう】

 砲の先から弾丸を装填し、発射する兵器。発射する角度で飛距離が決まる。曲線を描きながらターゲットへ着弾、破壊する。口径は60〜240mmほど。砲身は短く小型・軽量だが、大きい弾丸を発射することができる。

 

パリ協定【ぱりきょうてい】

 正式名は「カンボジア紛争の包括的な政治解決に関する協定」。1991年10月23日、カンボジアを含む19ヶ国代表により調印され、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)によって、新憲法公布までの期間、カンボジアは暫定的に統治された。1993年5月に総選挙を実施し、それに基づき新憲議会を設立。1993年9月21日、「カンボジア王国憲法」が採択され、9月24日に交付。新政府が成立し、カンボジアにおけるUNTACの任務が完了となった。

  

ヨーロッパ連合【European Union】

 略して、EU。欧州連合。ヨーロッパにおける経済・通貨などを統合するため、1991年マーストリヒト条約で設立が合意され、1993年に発足した。統一通貨単位は「ユーロ」。

 

薬莢【やっきょう】

 銃弾の筒状の部分。火薬などが詰まっている。


絵:stone

 

A − Z

NGO【NonGovermental Organization】

 非政府組織。政府の関与なく、民間によって設立および活動する組織の総称。

 似た単語に「NPO(NonProfit Organization)」というのがあるが、この場合、非営利の民間の団体という意味合いになる。社会貢献を目的とする活動を行う民間の組織の総称としてよく用いられる。ちなみに、神戸元気村はNGOであり、なおかつNPOだ。

 

ODA【Official Development Assistance】

 政府開発援助。先進国の政府機関から、開発途上国あるいは国際機関へ贈与・借款・賠償・技術援助などの援助を行うこと。

 

TNT火薬【てぃえぬてぃ・かやく】

 TNT(トリニトロトルエン)を使用した強力な爆薬。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

All Rights reserved OPEN JAPAN
 お問い合わせ