アメリカの新聞に平和の全面広告を出そう

米国、そして日本ではまるで報道管制が引かれているように、連日、報復や戦争を肯定し、人々の怒りと憎しみを煽る報道ばかりが流れます。しかし水面下では、米国内の叡智ある人々は言い始めています。「報復をすることで問題は無くなるのだろうか?テロが起こる根本的な原因を見極め、その抜本的な解決こそが必要なのではないだろうか?」。しかし、あのような報道が渦巻く中で、彼らの声は主要メディアで大きく扱われることはありません。こうした気付きがこのままでは怒りと憎しみの渦の中に埋もれてしまいます。

皆さんの悲しみは私たちには計り知れないものがあります。この悲しみがこれ以上、広まらないことを願います。

今必要なのは、世界中の平和を望む人々が手を繋ぐことです。そして、それはインターネット上で国境を越え、既に始まっています。この平和の全面広告をアメリカの有力紙に載せることで、ブッシュ大統領が平和を求める真に勇気ある行動をとることを願います。戦争を止められるように、あるいは、始まってしまったとしても、その被害を最小限に食い止められるように。

時間はあまりありません。どうかこれ以上の暴力を拡大しないように、あなたのお力添えが必要です。さぁ、一緒にやりましょう。

いのちの星地球が、本当に美しい平和な星になりますように。

グローバル・ピース・キャンペーン
発起人 きくちゆみ

 

“きくちゆみ”さんの紹介と、経緯

きくちゆみ@鴨川、グローバルピースキャンペーンの呼びかけ人で国際コーディネーターです。募金活動をするにあたって、「どんな人がやっているの?」(信用できるのか)との質問が多数寄せられましたので、自己紹介とグローバルピースキャンペーンが誕生した経緯をみなさんと分かち合いたいと思います。

私は現在、千葉県鴨川市の山の中で、築200年の自宅をハーモニクスライフセンターとして運営しています。ここでは自然療法、自然食のセミナーや海外から素敵なゲストを招いてのワークショップやリトリートを気ままに開催しています。子供が4人いて、うち二人はまだ赤ちゃん、二人はロンドン在住です。夫は私の自然療法の先生で、元ミュージシャンの森田玄さん。いつもこういうことは二人で始めます。今回は小さい赤ちゃんがいるので、あまり自由に動き回れないので、なるべくここでできることをやります。


きくちさんと、1才4ヶ月の杏菜ちゃんと5ヶ月の真生君

きっかけは、テロ攻撃の翌々日に届いたオレゴン在住のトム・アトリーさんからのメールでした。彼はY2Kのときも、Y2Kの被害を最小限に防ぐために一緒に活動した友人。トムの「実に冷静な手紙、これを米国の退役軍人に呼びかけ、カンパを募って新聞広告にしたらどうかな」、とのリードのあとに、みなさんに既にお送りした元米海兵隊員のGregNeesさんのブッシュ大統領への手紙がありました。
私はすぐに「トム、これやろう。私もお金送るから」と返信すると同時に、Gregさんにも日本語に訳して公開することの承認を得るためにコンタクトを取りました。「あの手紙が戦争を止める役に立つならどう使ってくれてもいい」との言葉を受け取りました。

それからすぐ、米国のノリ・ハドルさん、イギリスのポール・スワンさんに電話して、グローバルピースキャンペーンを一緒にやろうと呼びかけました。ノリとは12年来「ベストゲーム」を一緒に、ポールとはやはりY2Kのとき、ベルリンのG8会議に乗り込んでいった友人です。それから、オーストラリアやニュージーランド、ドイツなどの友人にも連絡をとり、ノリがベルギーの友人に声をかけ、ポールはイギリスの友人に声をかけ、9月15日、土曜日に正式にグローバルピースキャンペーンがインターネット上で誕生しました。

その頃、昨年のいのちのまつりで出会ったTBSの西田さんが、神戸元気村の山田バウさんにこの話をつなげてくれ、彼が日本国内の体制を驚く速さで整えてくれたのです。

実際の広告制作は、サンフランシスコにあるパブリック・メディア・センターと連絡を取っていて、今、見積もりやタイミングを図っているところです。NYタイムズ、ワシントンポストは今は記事が多すぎて広告がいつ出せるかはわからない状況ですが、一番早くとれたときに、どちらかで出します。その前にお金が集まっていないといけませんが。今月一杯が勝負でしょうか。

NYタイムズ1面の広告料は14万ドル(約1700万円)、ワシントンポストはまだわかりません。この他に広告制作費が加わるので、2000万円ぐらいあるといけると思います。

もちろん、こんなお金を出費しないで済むように、米国内の大中小さまざまな新聞にどんどん投稿しています。しかし今の所、主要紙には平和と真実を望む声はとりあげられにくい状況で、この手紙もまだ活字になっていません。

そんな折り、シアトルで日本語新聞「Youマガ」を出している編集者から電話があり、掲載したいというお話をいただきました。まだ検討中ですはありますが、どんなに小さいメディアでも、この手紙が掲載され、米国人や米国在住のさまざまな国の方々の目に届くといいですね。

それから、もう一つ大きいニュース。朝日、TBS、共同通信がこのキャンペーンの動きを取り上げてくれるかもしれません。TBSの取材クルーが今晩こちらにきます。一触即発の自体なので、放映につながるかはまだわかりませんが、マスコミの中にも市民の平和への希求の動きを拾おうとする人がいることに、感謝しています。

私の家は電話やメールが集中していて、なかなか全てにひとりで対応できていないことを、ここでお詫び申し上げます。どなたかこのキャンペーンをやりきるまで、我が家でベビーシッター兼家事のボランティアがいればなあ、なんて思うことも。まあ、出来る限りのことしかできないので、ただベストを尽くすのみです。

これまで環境のことやY2Kなどで国内外でいろいろな方とご縁をいただいたことが、今回ほどありがたいと思ったことはありません。「これまでの全ての経験が、このための練習だったんだ、今回が本番」と感じています。
ベトナム僧侶のティクナット・ハンが、どんな状況でも、呼吸に意識を集中させることで、調和を保ち続けたように、日常のことをていねいにやりながら、グローバル・ピース(地球の平和)への道を一歩一歩、世界中の平和を望む大多数の人々と歩いていきたいと思います。

どうもありがとう。

きくちゆみ

「自分が経験したいことを、人にしてあげなさい」
テロ事件直後のニール・ドナルド・ウォルシュ(「神との対話」著者)の言葉

※きくちゆみさんの出版物
「地球と一緒に生きる」 八月書館 定価1700円
八月書館 東京都文京区本郷2-16-12 ストーク森山302
電話03-3815-0672

「心を癒す超自然派生活のすすめ」森田 玄・きくちゆみ
大和出版 定価1500円 
東京都文京区音羽1-26-11 電話03-5978-8121


9月21日 記者会見

東京での記者会見が終わって無事鎌倉の友人の家に着きました。鴨川から東京までの道はとても混んでいて、記者会見会場に着いたときは、もうすでに会見が始まっていました。会見を主催したCHANCE(平和を創る人々のネットワーク http://give-peace-a-chance.jp/ )はマスコミ全社に会見のお知らせを出したそうですが、来ていたのは朝日新聞と共同通信だけでした。19日のCHANCEの事務所で行われた会議にはTBS、毎日新聞、東京新聞が取材に来ていました。市民の平和への行動が少しでも報道され、「世界中が報復を支持している」という論調が、少しでも変っていくといいな。

 会見が終わって、鎌倉へ向う車の中でNHKのラジオを聞いていたときのことです。それまでスヤスヤ寝ていた二人の赤ちゃんが、ブッシュ大統領の演説が
始まった途端に同時に大声で泣き出しました。このことは、とてもショックでした。私は、世界中の子どもたちやまだ言葉も分らない赤ちゃんが、今起ころうとしていることをどんなに恐れているだろうか、世界の緊張を全身で感じているのではないかと、胸がつぶれそうになりました。平和な社会を保つのは大人たち全員の責任です。平和を創るには、意見の全く違う人も理解しようとする度量が必要です。これ以上こころとからだの傷が深くならないように、私たちはどうすればいいのでしょうか。私は泣き叫ぶ二人のからだを優しく撫でながら、大丈夫、大丈夫、と言い続けました。ブッシュ大統領の演説が終わると、二人はまた寝静まりました。
 友人の家は湘南海岸に程近い閑静な住宅街にあります。彼女は台湾人なのですが、私たちをとても美味しい手料理でもてなしてくれました。この何日か、眠ることも食べることも、ままなりませんでしたので、本当にありがたかった。テーブルには、中国式の小さい湯飲みが二つならべてありました。まずきゅうすに入れたお茶を別の容器にいれ、それを片方の湯飲みに注ぎます。それをもう1つの湯飲みに移し替え、空っぽになった湯飲みを鼻にあて、香りを楽しみます。それからやっと、お茶を飲みます。こういう時間を持つことが心の平安を保つのに大切なんだなあ、としみじみと感じました。世の中が緊張しているときこそ、しっかり自分の呼吸に意識を合わせて、暴力的な波長に同調しないことが大事ですね。大切なことを、教えてくれた友人に感謝します。

明日はクリーンアップキャンペーンの日。雨が止むといいな。おやすみなさい。
yumi kikuchi wrote:


9月22日湾岸戦争と国際海岸クリーンアップ

雨はすっかり止んでいましたが、風がつめたくて肌寒い朝でした。鎌倉の友人宅から今日のクリーンアップ会場のくげぬま海岸まではほんの15分ぐらいなので、久し振りにゆっくりと朝食を食べられました。彼女の夫はサーファーでサーフライダーファウンデーション( http://www.surfrider.gr.jp/ja/index.htm )の理事をしています。女の子が二人いて、赤ちゃんを可愛がってくれるので、昨晩から今日にかけてはゆったり過ごすことができ、大変助かりました。

国際海岸クリーンアップは1990年に、米国の環境団体からの呼び掛けに応えて、私が日本の友人に呼び掛けてはじめたものです。その頃はまだ米銀に勤めていました。活動は至ってシンプルで、 毎年9月の第3日曜日に世界中で一斉に海岸のゴミを拾い、共通のデータカードに拾ったゴミの数を記録します。それを国ごとに集計分析したあと、さらに米国に集めて集計分析して、ゴミが出る原因を探り、元からゴミを減らそうとする試みで、現在世界で75(?)カ国が参加しています。

米国の環境団体 Ocean Conservancy が海岸のゴミ調査始めたときは、米国内だけの活動だったのですが、調査を重ねていく内に海外からの漂着ゴミが多いことが分り、これは世界で同時にやらなくては意味がない、ということで、1990年の夏、私の元にも呼びかけの手紙が舞い込んだのです。

日本でも、美化運動、清掃奉仕活動などは古くから多くの方がやっていらっしゃいますが、世界中の人が同じ思いで同時に地球をきれいにする、という活動に、心がわくわくして、日本でのキャンペーンを始めたのを思い出します。

翌年、1991年が開けると、湾岸戦争が始まりました。中東の原油をめぐって、多数の犠牲者と環境破壊がもたされました。あのときも、環境団体が中心になってPANというネットワークを作り、平和的解決を求める活動に参加しましたが、今回程の危機感はありませんでした。ただ原油でどろどろになった海に心が痛み、少しでも海をきれいにしたいという思いで友人二人と「JEAN(クリーンアップ全国事務局)」を立ち上げました。そのときは、事務局体制もなにもなく、3人ともそれぞれ他に仕事をやりながらのボランティア活動でした。どこにも資金のアテがなかったので、一人が100万円ずつ出資して、JEAN通信というニュースレターを出したり、関係省庁や企業にも呼び掛ける活動を始めました。

有毒ガスの出ない炭酸カルシウムのゴミ袋を10万枚作って、私たちのメッセージ「地球を美しい平和な星に」を刷り、ポスターも作り、全国に呼び掛け奔走していた頃がなつかしいです。

11年たった現在では、日本中にその活動が広がりましたが、クリーンアップ全国事務局が湾岸戦争をきっかけに結成されたことを知っている人は、殆どいません。私はこの活動の言い出しっぺではありますが、現在では当日の受付を手伝うぐらいで、普段は殆ど何もしていません。でも今日はクリーンアップの開会式のときに、今回のテロ事件で亡くなった方々に黙とうを捧げる時間を持たせてもらいました。

元気はつらつと、朝早くからゴミ拾いに集まってくれたみんなには、全く予期してない話だったのか、ちょっと面喰らっていたようです。

海をきれいにしたい、海が好き、という思いだけで集まった人たちのテロ事件に関する思いや意見は、百人百様でしょう。早くごみ拾いをしたくてうずうずしている沢山の大人や子どもたちに、私の思いはどれほど届いたでしょうか。でも一瞬だけ静かな時間を持つことで、波の音が聞こえてきて、私の鼓動と波のリズムがシンクロしているのを感じました。その瞬間、私は大丈夫、と感じ
> ました。みなさんも、胸がざわざわして不安なときは、海でも森でも、どこか自然の中に入って、静かに呼吸をするといいですよ。きっと大きな安心感を感じることでしょう。

ゴミ拾いが終わって、次の移動先に向うために最後の片づけをみんなにまかせて帰ろうとすると、JEANの共同代表をしている小島あずささんが、私の手に小さな紙包を持たせてくれました。空港に向う車の中で包みを開けると、中には3万円の現金と、こんな手紙が入っていました。
「ゆみさんへ 今このたいへん厳しい状況の中で真の平和への道は途方もなく遠いかもしれません。私たちにできることは、ほんとうにちっぽけかもしれない。だけど、あきらめないで、続けよう、と私も思っています。いつもこんな形でしかできなくて、心苦しいのですが、心ばかりのカンパです。オープンジャパンへの口座へは別に振り込みをしますので、これはゆみさんが動き回る費用の足しにして下さい。 愛をこめて AZUSA」

いつも余り深く考えずに行動に移してしまう私は、周りの人たちを心配させ、ヒヤヒヤさせています。そんな私ともう10年以上一緒に仕事をしてきた彼女には、どれだけ迷惑をかけたか知りません。
ありがたくて、ありがたくて、涙がこぼれてしかたありませんでした。

テロ事件の直後、Y2Kのとき一緒に活動した知人に電話をして、何か一緒にやろうと誘おうとしたときのことです。最近どうしてますか、という一通りの挨拶の後、今回の事件についてどう思われますか、と聞くと、「ゆみちゃん、テロは絶対許されない、あれだけのことをしてしまったからには、軍事報復も仕方ないでしょう」と、その方は淡々と言われました。

彼の感覚はとても常識的なんでしょうが、少しショックでした。戦争以上の環境
破壊はないのに・・・。米議会で承認された4兆円もの予算のうち、どれぐらいが武器に使われるかわかりませんが、今すでに環境的にぎりぎりのところでバランスを保っている地球にどのような影響をもたらすか、想像を絶します。環境派の彼でさえこのような意見だとしたら、普通の日本人はいったいどのように思っているのでしょうか。

小泉首相が圧倒的な支持率を誇っているときも、私は何かぞっとするものを感じましたが、環境派を自称し、沢山の環境ビジネスを起している彼との会話には、もっと打ちのめされました。

もちろんテロは許されません。でも戦争こそ最大のテロではないでしょうか。環境意識が高く影響力の強いこの方に、報復は仕方ない、といわれたときは、暗たんたる思いになりました。

私って、やっぱり少数派なのかなあ。

地球に起こるあらゆることは私たちの集合意識が具現化したもの、といわれま
す。平和を望む人のパワーが戦争を望む人のそれに勝らない限り、今回もまた湾岸戦争のときと同じように、いやもっと大規模長期化した戦争が起こってしまう可能性があります。

どうしたらいいんだろう。

明確な答えはありません。ただできることを、できる範囲でやるだけです。

今日は、大阪の心斎橋にある「若松」に泊ります。


ベストゲーム

9月11日以来、わたしのハートは壊れて開いて、なんだかますます涙もろくなってしまっています。今回の米国紙全面広告のプロジェクトのことを最初に相談したのは、アメリカ人の親友ノリ・ハドルですが、彼女がベストゲームを始めたのは、まだ米国と旧ソ連は冷戦状態の頃でした。彼女は現在、Center For New National Security(新安全保障センター)の代表を務めていますが、今私たちが直面している大きな危機を回避することができたなら、地球が今後向うべき方向はベストゲームの中に大変分かりやすく書かれています。時間のある方は、ぜひ、ベストゲームのホームページを訪れてみて下さい。(翻訳チームの方、よろしかったら、ベストゲームのゴールとルールだけでも、訳してアップして下さいますか。)ベストゲームのゴールは、2012年までに地球上にくまなく、平和、健康、豊かさ、正義を創造することです。プレイヤーは私たち人類全員です。私は彼女に出会った1988年ごろから、このゲームに参加していますが、今は意識的にこのゲームに参加している人もいれば、まだ気がついていない人も沢山います。ルールが10あるのですが、よく違反をしてしまう私は、まだまだ良いプレイヤーではありません。でも何をするときにも、このゴールとルールを思い出すとチームワークをするのに大変役立ちます。今回の旅から帰ったらベストゲームの絵葉書を作って、欲しい方にお分けしたいと思います。大変ポジティブなメッセージなので、そのはがきに自分の思いを書いて、それぞれが大切な人や地域のリーダー、政治家、首相、大統領などに送る事は(無意識のレベルで)たいへん効果的だと思います。彼女はどんな時でも暖かく、冷静です。彼女がチームにいるだけで、どこに向って歩いていけばいいのか、見失わないですみます。以下は、彼女が送ってくれた、あの事件の後、NYで生まれた作者不明の詩です。(誰か訳してアップして下さいますか?)

One...

As the soot and dirt and ash rained down,
We became one colar.
As we carried each other down the stairs of the burning building
We become one class.
As we lit candles of waiting and hope
We became one generation.
As the firefighters and policeofficers fought their way onto the inferno,
We became one gender.
As we fell to our knees in prayer for strength,
We became one faith.
As we whispered or shouted words of encouragement,
we spoke one language.
As we gave our blood in lines a mile long
We became one body
As we mourned together the great loss,
We became one family.
As we cried tears of grief and loss,
We became one soul.
As we retell with pride of the sacrifice of heros,
We become one people.

そして今も絶望の淵にいる方、悲嘆にくれている沢山の方々にはガンジーの言葉を送りたいと思います。おやすみなさい。明日(23日)は京都でハーモニクスヒーリング( http://www.awa.or.jp/home/gen/ )のワークショップです。

When I despair, I remember that all through history the ways of
truth and love have always won. There have been tyrants, and murderers,

and far a time they seem invincible, but in the end they always fall.
Think of it.....always.

Mahatma Gandhi

きくちゆみ