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メールニュース『Open-J BOOMERANG』バックナンバー:2001年12月発行分一覧

事務局がお届けしているメールニュースのバックナンバーです。
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2001年12月には、以下のメールニュースが配信されました。
(上のものほど新しくなっています)
Vol.131 : 緊急写真講演会開催のお知らせ (12/31)
Vol.130 : 小さな清水が湧き出しました。本流へ本流へ (12/28)
Vol.129 : 12月22日 冬至 3767名の「コラテラルダメージ」 (12/27)
Vol.128 : セントルイスのNGOとの会合 (12/20)
Vol.127 : 八ヶ岳日誌2001年最終号より (12/19)
Vol.126 : きくちゆみさんからの大事なメッセージ (12/18)
Vol.125 : 英語で夢を見た (12/17)
Vol.124 : きくちゆみの「気合いを入れてアメリカ本土!」 (12/10/訂正版)
Vol.123 : パールハーバーグローバルピースセレモニーのお知らせ (12/06)
Vol.122 : セントルイスのきくちゆみさんより (12/06)
Vol.121 : 緊急:国会ファックス作戦の要請 (12/05)
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Open-J Vol.131 : 緊急写真講演会開催のお知らせ (12/31)

★グローバル・ピース・キャンペーン★

●緊急写真講演会開催のお知らせ●

現在、アメリカは平和を考えるような発言に対する弾圧がきわめて強
いままです。しかし、アメリカは外圧で変わることはありません。内側から
変わることを期待するしかありません。そうした折、アメリカにもAlan
Pogueのような良識が存在することを日本人が確認し、励ますことの意
義は明らかです。それは、日本の良識がアメリカに希望を持つきっかけ
にもなります。

このまたとないチャンス、ぜひ奮ってご参加ください。
また、グローバルピースキャンペーン日本事務局の山田和尚も両日参加いたします。

以下に緊急写真講演会 『アフガニスタン市民生活の実情』を2件ご紹介します。
内容はほぼ同様の内容ですので、スケジュールと対象に合わせて、お誘い合わせご参
加ください。

 ●1月7日(月)18:20〜 中村敦夫事務所四谷会議室
   対象:主に映像ジャーナリスト、報道関係者およびライター、
      アーティスト、平和活動・人権擁護・環境保護アクティビスト
      +一般市民
 ●1月8日(火)18:00〜 一橋大学職員集会所
   対象:主に教育関係者や学生、映像関係者+一般市民


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           【緊急写真講演会開催のお知らせ】

          フォトジャーナリストAlan Pogue氏に聞く
           『アフガニスタン市民生活の実情』
               (日本語通訳付)


◇ 日時: 2002年1月7日(月)
       18:00開場  18:20開始
◇ 場所:中村敦夫事務所(国民会議)・四谷会議室
      〒160-0004 東京都新宿区四谷3-11 山一ビル6階
      最寄駅:営団丸の内線四谷三丁目駅。2番出口より徒歩2分。
      新宿方面に向かって右手のドラッグストアあるビルの6階。
      電話03-3353-1122
      地図は以下をご覧下さい。
      <http://www.monjiro.org/kokumin/top.html>
◇ 主催: グローバルピースキャンペーン
◇ 後援: Veterans for Peace (平和のための退役軍人の会)および
     PeaceLink (Italia)
◇ 参加費: 500円 (70名先着)
◇ 問い合わせ先: 中村敦夫事務所(電話03-3353-1122)
            またはEメール:<imamurak@gol.com>


  Alan Pogue氏はベトナム戦争からパレスチナ、移民労働者、死刑囚
の素顔、イラク経済封鎖まで30年間にわたり米国の影の部分を撮り続
けてきた超一流のフォトジャーナリストです。「人権を守り、人道支援の
道具としてカメラを使うフォトジャーナリスト」という定評がある彼は、多く
の一般市民や政治家の心を動かし、偏見に満ちた世論の流れを変える
のに何回となく貢献してきました。それというのも、彼の美しく訴求力の
強い写真を前にすると、見る者はカメラマンの視点で生活者がどんな状
況を生きているかをその場で追体験してしまい、同じ立場に立たずには
いられないからです。Alanの過去の作品は一部、次のサイトで公開され
ています。 <http://www.documentaryphotographs.com/>
(「次へ」のボタンが小さいのでご注意ください)

 その彼が年末から年始にかけて、米国の ”Veterans for Peace”(平和
のための退役軍人の会)と日本のグローバルピースキャンペーンによっ
て、一般市民の生活の実情をカメラに収めるためアフガニスタンに派遣
されています。そしてアメリカに戻る前に、撮りたての現地映像を日本の
皆さんにお見せしながら是非お話がしたいと申し出てくれたので、今回
緊急講演会が実現することになりました。

 もちろんどなたでも参加できますが、Alanはフォトジャーナリストやビデ
オジャーナリストなど同業者を中心とする報道関係者、ライターやアーティ
スト、平和活動や人権擁護活動、環境保護活動などに携わる人たちとの
交流を心待ちにしています。ですから、質疑応答、討議の時間はたっぷり
とる予定です。


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            【緊急写真講演会開催のお知らせ】

          フォトジャーナリストAlan Pogue氏に聞く
            『アフガニスタン市民生活の実情』
                (日本語通訳付)



◇ 日時: 2002年1月8日(火)
      18:00〜  (開場:17:45)
◇ 場所:一橋大学職員集会所
      東京都国立市中2−1
      最寄駅:JR中央線国立駅。南口より大学通り徒歩7分。
◇ 主催: アフガニスタンの平和を考える会(世話人:今村和宏)
◇ 後援: 一橋大学教職員組合
◇ 参加費: 無料
◇ 問い合わせ先: <imamurak@gol.com>

  Alan Pogue氏はベトナム戦争からパレスチナ、移民労働者、死刑囚
の素顔、イラク経済封鎖まで30年間にわたり米国の影の部分を撮り続
けてきた超一流のフォトジャーナリストです。「人権を守り、人道支援の
道具としてカメラを使うフォトジャーナリスト」という定評がある彼は、多く
の一般市民や政治家の心を動かし、偏った世論の流れを大きく変える
のに何回となく貢献してきました。それというのも、彼の美しく訴求力の
強い写真を前にすると、見る者はカメラマンの視点で生活者がどんな状
況を生きているかをその場で追体験してしまい、同じ立場に立たずには
いられないからです。Alanの過去の作品は一部、次のサイトで公開され
ています。 <http://www.documentaryphotographs.com/>
(「次へ」のボタンが小さいのでご注意ください)

 その彼が年末から年始にかけて、米国の ”Veterans for Peace”(平和
のための退役軍人の会)と日本のグローバルピースキャンペーンによっ
て、一般市民の生活の実情をカメラに収めるためアフガニスタンに派遣
されています。そしてアメリカに戻る前に、撮りたての現地映像を日本の
皆さんにお見せしながら是非お話がしたいと申し出てくれたので、今回
緊急講演会が実現することになりました。

 Alan Pogue氏は平和を考える日本の人々、特に教育関係者や学生と
の交流を心待ちにしています。また、プロやアマの映像関係者との意見
交換も希望しています。ですから、質疑応答、討議の時間はたっぷりとる
予定です。

 現在、アメリカは平和を考えるような発言に対する弾圧がきわめて強
いままです。しかし、アメリカは外圧で変わることはありません。内側から
変わることを期待するしかありません。そうした折、アメリカにもAlan
Pogueのような良識が存在することを日本人が確認し、励ますことの意
義は明らかです。それは、日本の良識がアメリカに希望を持つきっかけ
にもなります。

 またとないこのチャンス、ぜひ奮ってご参加ください。


●グローバルピースキャンペーン日本事務局からのお知らせです●

今年一年、GPCにご参加、ご協力ありがとうございました。
9月17日から始まったGPCは、わずか3ヶ月でHPのアクセスが18万件を越え
ました。
1月3日には、このHPをグレードアップさせ、私たちともども進化いたします。
ご期待ください。

(署名部分省略)
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Open-J Vol.130 : 小さな清水が湧き出しました。本流へ本流へ (12/28)

★グローバル・ピース・キャンペーン★

●小さな清水が湧き出しました。本流へ本流へ●

オープンジャパン事務局の山田和尚です。
この1年、ありがとうございました。
私は、今年もクリスマスケーキを食べそこないました。
でもだいじょうぶです。ご心配なく。
おせちについては、神戸のおばあちゃんグループが、
差し入れしてくれるので、楽しみにしています。


さて、年明け早々に、アメリカの「平和をつくる退役軍人の会」の依頼をうけて、
アフガンからの帰途、フォトジャーナリストのアランさんが来日いたします。

以下に2通のメールを添付しましたのでご覧ください。
2通は、一橋大学の今村先生(和さん)からのメールです。

彼とは、きくちゆみさんを介して知り合いました。

グローバルピースキャンペーンでは、国際チームに参加していただき、イタリアの全
面広告を、とほうもないぐらいの安価な広告費で展開していただきました。

私は彼の人柄がすきです。
バランス感覚がよく、文化論が高く、にもかかわらず生き方がかわいいところもあり・
・・
そんな彼が、アラン氏の来日を、ひとりで何とかしようとしています。
どうか、どこかで皆さんのワンポイント協力をお願いいたします。


 --以下転送(12月25日着信)----


今回、VfP(平和をつくる退役軍人の会)とGPC(グローバルピースキャンペーン)の
協賛でフォト・ジャーナリストでVfPのメンバーでもあるAlan Pogueが26日からア
フガニスタンに派遣されます。
目的は現在のアフガニスタンの市民がどんな生活をしているかを 写真に収めてきて
日本やアメリカで紹介することです。

彼はベトナ ム戦争からパレスチナに至るまで30年間アメリカの負の部分を撮りつ
づけてきた一流のカメラマンです。

経済封鎖下のイラクで 彼が撮った写真は見る者に大きな影響を与え、それが民主党
議員らにイラクの経済封鎖の再考を促すきっかけになり世論の流れを変えるのに貢献
しました。

今回も同じ趣旨でアフガン難民などの生活の姿、生活インフラの様子をモノクロで切
り取る予定です。

彼の作品の一部は以下のサイトで見ることができます。
なお、「次へ」「戻る」「Home」のボタンがすごく小さいのでご注意ください。
<http://www.documentaryphotographs.com/>

彼の作品の力強さは美術的にも価値がありますが、報道写真としての意義はそれ以上
です。

その映像の力強い訴求力に圧倒され、心が動いている間に読む彼の解説は、簡潔で飾
らない文でありながら、どんなキャッチコピーや煽動文よりも説得力を持っています。

その彼は4日来日し、9日に日本を発ちアメリカに帰国するのですが、5日から8日
までの間に四種類のミーティングをセット したいと考えています。
  1.学生中心の一般向け講演。
  2.フォト・ジャーナリスト、ビデオ・ジャーナリストなど同業者とや一般ジャー
    ナリストとの交流。
  3.議員関係者や平和運動のコアメンバー中心のセミクローズドのミーティング
  4.外国人記者クラブでの会見
このうち、1は一橋大学で何とかなります。2はかなりむずかしいですが、今調査中
です。

現在、アメリカは平和を考えるような発言に対する弾圧がきわめて強いままです。
しかし、アメリカは外圧で変わることはありません。
内側から変わることを期待するしかありません。
そうした折、アメリカにもAlan Pogueのような良識が存在することを日本人が確認し、
励ますことの意義は明らかです。

それは、日本の良識がアメリカに希望を持つきっかけにもなります。


--以下転送(12月28日着信)----

 今まで、報告しなくてごめんなさい。
報告できるプラス情報や決定事項が何もなかったので、躊躇していましした。
とにかく昨日まですごく心細かった。さまざまなルートを開発してかなり積極的に
いろんな人にアプローチして、一応ポジティブな反応を示す人はいるのに、みんなこ
の年末年始じゃほとんど不可能だとか言って、自分から積極的に動こうとはしなかっ
たから。

特に、フォトジャーナリスト関係の人たちはみな、一匹狼的な人が多くて、日々の生
活が厳しいから、ビデオ・ジャーナリストユニオンの代表の人でさえ、消極的でした。

それが、昨日あたりから、いろんなところに蒔いてあった種が芽を出し始めたという
感じで、話が具体化してきました。
Sakinoさんも僕の説明にすごくポジティブな反応を示し、さっそく動きたいといって
くれました。
ただし、当初欲張っていたものをすべてやろうとすると、人集めの点でも失敗する恐
れがあるので、少しミーティングの数は減らして以下のようなスケジュールを立てま
した。

とにかく一郎さんもバウさんも年末は動けない状態で僕がすべてを仕切って実働要員
にもなってやっていて、僕がしっかり責任を持ってできる日程しかこなせないので。

 1.1月4日(金)正午Alan成田着。今村が車でピックアップ。(9日まで今村宅
   滞在。)
 2.5日(土)6.00-9.00pm今村宅でフォトジャーナリスト5人とイタリア料理を
   食べながら内輪のゆったりした交流会。
  3.6日(日)未定。
 4.7日(月)午後Cannon訪問(?)。現代企画室(出版社)を訪問して、写真集
   出版の可能性模索。6.00-9.00pm中村敦夫事務所でフォトジャーナリスト、ビ
   デオジャーナリストほかマスコミ関係者と平和運動、環境運動のコアメンバー
   対象の写真講演会+ワークショップ。(60-70人目標)参加費500円+アフガン
   難民、地雷除去、里親基金へのカンパ。VfPへのカンパ。彼の本の販売。(バ
   ウさんに地雷除去プログラムの話もしてもらう)
 5.8日(火)6.00-8.00pm一橋大学で教職員、学生、一般市民相手に写真講演会。
   (50-60人) 参加費無料。アフガン難民、里親基金、地雷除去プログラムへの
   カンパ。VfPの宣伝およびカンパ。彼の本の販売。(バウさんに地雷除去プロ
   グラムの話もしてもらう)8.00-9.00pm 14-15人で場所を変えて中身の濃い意
   見交換。
 6.9日(水)未定。2.4.5.の反応を見て考える。
   同日5.30pm成田発。

この時期地元対策で奔走したり、休息したりしている議員や秘書連の動員はほぼ不可
能とのこと。

中村議員は7日の会の時は最後のほうで顔を出す可能性があるそうです。

また、外国人記者クラブのほうは、この程度のことではクラブ自体が主催したい(無
料)とは思わないし、記事になる可能性はほぼ皆無と中村議員秘書の大野さんは言っ
ていますし、僕が実際に外国人記者クラブの担当者山田さんと今日電話で話した感触
もゼロでした。

ただし、3万6千円出せば90分部屋を借りることはできるし、原稿さえあれば、記者の
メールボックスにお知らせを配ることはサービスするということです。
でもこれは記者自体が興味を示さないとほとんど誰も集まらない可能性があるそうで
す。
しかも年初はクリスマス休暇で帰っていたり、記者自身がパキスタンやアフガン入り
していると考えられるので、特に集まりが悪いというのを覚悟する必要があると言わ
れました。
もしそうだとしたら3万6千円の出費の意味は感じられない、というのが僕の今のとこ
ろの結論です。
明日、いくつか別のルートでもう一押ししてみますが、それで埒があかなかったら、
外国人記者クラブの会見は諦めます。

そのかわり、9日午前中に日本人相手の記者会見を企画するほうを検討したいと思い
ます。新聞労連の副委員長を知っているのでそこからアタックしてみます。

ところで、アランは数時間でモノクロの写真は現像できるそうですが、数十人が相手
では、今回のようにスライドではないのはかなりまずいと思われます。
対策としては、まず写真をスキャナーでコンピュータに取り込んで、CDに焼き付けて
一部を事前にインターネットで僕のホームページで公開することが考えられます。
そうやって客寄せをした上で、当日はコンピュータ画面をスクリーンに投影するため
のデータプロジェクターを持ちこんで、数十人を前にしても写真をしっかり印象づけ
る演出をしようと思っています。
そのための準備はかなり大変。でも何とかなる自信があります。
いざとなったら頼りになる助っ人を動員することもできるので。

7日(月)と8日(火)の講演会の正式のお知らせは明日中に確定してメールで流し
ます。
大学の組合ではチラシや立て看板の準備も明日しなければなりません。
その合間に期限切れの事務書類を2通提出します。解雇されちゃ困るので。
アランと何度も電話で話しました。すごく控えめでいい人なので会うのが楽しみです。
彼の宿泊食事代や交通費はゼロです。
GPCから3万くらい出してもらえれば、講演会の参加費をプラスして5〜6万円くら
いは難なく払えますが、もう少し多いほうがいいでしょうか。
本も3万円くらい分を送ってもらってあり、その売れ残り分もGPCで引きうけるとい
う手はありますが、これはどこからか文句がでる恐れもあるので、極力慎重に。
もし危うかったら僕が引きうけます。
中期的には絶対に売る自信があるので全然平気です。

8日(火)10.00-12.00と 13.00-15.00は僕の仕事中一橋大学周辺の散策、撮影を
してもらいますが、それ以外はずっと僕が責任を持ってアシストできます。
月曜はもともと研究日で時間の融通がきくので問題なし。水曜は多分有休を取ります。

今村先生の連絡先
 "Kazuhiro IMAMURA" <imamurak@pf.catv.ne.jp>
 

(署名部分省略)
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Open-J Vol.129 : 12月22日 冬至 3767名の「コラテラルダメージ」 (12/27)

★グローバル・ピース・キャンペーン★

●12月22日 冬至 3767名の「コラテラルダメージ」●

イギリスの西部・トットネスという町で冬至を迎えました。
ここには、長年の友人でチェロキーインディアンの血をひくダニエルさんが住ん
でいます。彼は、コミュニティ・パイプキャリアとして、地球のできるだけ沢山
の場所で人と大地に調和をもたらすためにパイプセレモニーを行うことをライフ
ワークとしています。日本でも、今年10月の来日のときに、何箇所かで「平和
のためのパイプセレモニー」をしました。

私が彼に教わったことで、大切にしていることといのは、まず自分のために祈る
こと、それからその祈りを家族、コミュニティ、国、そして地球全体という風に
広げていくこと。それは、自分が持っていないものは、人に分けてあげられない
から。最近は、女神の瞑想を教えてくれたハリー・イーグルハートさんに倣っ
て、「私が健康でありますように、私が幸福でありますように、私が安全であり
ますように、私が平和でありますように」と4つのことを順に祈り、地球全体ま
で広げてから眠るようにしています。

今日は冬至のスエットロッジが行われました。この日を境に光が増し、夜明けが
始まります。絶望しそうになると、いつも私が唱えている言葉があります。
「夜明け前が一番暗い」。そして「朝の来ない夜はない」。今日で闇の支配が終
わり、光の時代がはじまります。人間社会もそれに呼応して変わらなくっちゃ
ね。イギリスは骨のずいまで染み入る寒さだけど、とても気持ちの良いお天気で
した。

ところで、日本では、米国の空爆による民間人の死者数をまとめたニューハンプ
シャー大学のマーク・ハロルド教授の論文が発表されましたか?ハロルド教授は
今回のアフガニスタン空爆で何人の民間人の死者が出たかを詳細に調べ、10月
7日から12月6日の8週間半の間に、3767人が亡くなったことを発表して
います。<http://www.cursor.org/stories/civilian_deaths.htm>

この論文はアメリカではもちろん報道されていませんが、インターネット上では
広く流れており、私も何度か受け取りました。その論文を、ここイギリスでは
ガーディアン紙が「臆病者の戦争で無実の死者 米軍の空爆で少なくとも
3767人の民間人が殺された」という見出しで、12月20日に取り上げました。

死者の数のあまりの多さ(アメリカでは「若干のコラテラル・ダメージ」としか
報じらていません)に愕然とするとともに、どうしてこんなことがまかり通るの
か、どうしてアメリカ人には何も知らされないのか、アメリカ政府と一体になっ
ている軍事産業とメディアに空恐ろしさを感じています。

軍事用語(英語)もひどい。人の死を、「コラテラル・ダメージ」と表現するな
んて。コラテラルは、もともと担保という意味。従属の、本来の意図しなかっ
た、というつもりなんだろうけど、一人の人が死ねばそこには必ず悲しむ家族や
友人がいます。アメリカ兵が一人死ねば新聞がこぞって書きたて、葬儀の様子ま
で写真入りで載るのに、アフガニスタン人が何人死んでも、「若干の副次的ダ
メージがあった」としか書かれない。これって、あんまりだ。アフガニスタンの
一般人は、テロと何の関係もないのに。アメリカの勝手な戦争に巻き込まれて殺
されているのに。

もうひとつ「フレンドリー・ファイアー」という表現にも、びっくり。同士討ち
のこと。フレンドリーには親しみやすい、友情の、という意味の他、味方の、とい
う意味があるのを知りませんでした。今回も、湾岸戦争同様、アメリカ兵は同士
討ちで何人も死んでいます。殺された兵士の家族はたまったものじゃないよね。
兵士だって人間。家族も、愛する人もいる。それにしても、アフガン兵は10代
の少年が多くて、痛々しいです。

ダニエルさんのパートナーのヘレンさんは、イギリス人なのですが、彼女にこの
戦争をどう思うか聞くと、「イギリス政府の介入には反対している人の方が多い
し、イギリス各地で平和集会やピースウォークも盛んです。この町はアフガニス
タンの町と友好都市となって、アフガニスタンの人々を支援する計画がありま
す。イギリス人はIRAのこともあり、テロには慣れています。テロをされたから
といって、犯人の潜む国を空爆するのはおかしい」と話していました。

それにしても、一番の困り者はやっぱりアメリカのメディアだなあ。これを何と
かしないと。特に、テレビが一番いただけない。アメリカとイギリスで雰囲気が
まったく違う(アメリカは人々の顔がみんなどこか緊張していました)のは、本
当は、アメリカ人も良心がどこかで痛んでいるからかなあ、それでもなんとなく
愛国的にしないといけないので、無理しているからなのかしら。

アメリカからイギリスに渡って気付いたのは、歩いている人が多い、公共交通機
関が発達している、太っている人が少ない、ガソリンが高い(アメリカは1リッ
トル3−40円、イギリスは150円ぐらい)、車が小さい、普通のスーパーで
オーガニック食品が安く買える、チャリティーショップ(NGOに寄付されるリサ
イクルショップ)が多い、など。アメリカとイギリスの違いについては、また後
日まとめます。アメリカがエネルギー多消費になるのは、車中心にしたからなん
だね。それで安い石油を守りたくて、あちこち爆弾落とすわけね。社会の設計図
が悪いんだな。私はもし住むなら、イギリスの方が好き。

いのちはたった一つ。みんなにそれぞれひとつずつ。そして全てのいのちは支え
あって、つながっている。自分のいのちや自分の愛する人のいのちを大事にした
いなら、他の人のいのちも大事にしないとね。生まれた国が違うだけで、いのち
の重みがこんなに違うなんて、やるせない。無力感に襲われてしまったときは、
せめて祈ろう。すべてのいのちが、健康で幸せで安全で平和でありますように。
せめて・・・。おやすみなさい。

きくちゆみ 夜の一番長い日に

(署名部分省略)
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Open-J Vol.128 : セントルイスのNGOとの会合 (12/20)

★グローバル・ピース・キャンペーン★

●セントルイスのNGOとの会合●


12月12日 ワールド・コミュニティ・センター

今日はダウンタウンの平和のための退役軍人会(VFP)の事務所にお邪魔しまし
た。そこは街中の最大の森林公園から二ブロックほどのところにある古い建物
で、その名も「ワールド・コミュニティー・センター」。ワールドトレードセン
ターが破壊され、ワールド‘コミュニティ”センターで平和を求める人たちが
働いているというのは、偶然の一致とはいえ、なんて象徴的なんでしょう。
「まるで、平和を創っていくのはトレード(貿易)ではなくて、コミュニティー
なんだよ、と示唆してているみたい。そう思わない?」と私がいうと、VFPの事
務局代表のウッディさんは「ここセントルイスでもっともリベラルな人に会える
場所にようこそ!」と、にっこり。

ランチを一緒に食べることになっていたのに、私たちが時差ぼけで寝過ごし、
到着したのが1時過ぎ。忙しいNGOの職員たちは、それぞれ持ち場へ帰ってし
まっていたのですが、それでも私たちのために、何人かが時間を作って
くれました。

会合を持った4つのNGOの中で、アフガニスタンに対する爆撃に対して、戦争以外
の道を求めて活動していたのは、アメリカン・フレンズ・サービス・コミィティ
(AFSC)というクエィカー教徒の団体。ケニア人の父親、アメリカ人の母親を持
つアニャンゴさんが対応してくれました。アフガニスタンに毛布や寝袋を送る
キャンペーンと、「NO MORE VICTIMS ANYWHERE(いかなる場所でもこれ以上
の犠牲者を出すな)」というコピーの広告をバスとトラムに出すキャンペーンを
やっていました。バス広告は、車体の横を全部使うなかなか目立つ手法です。4
週間で2万ドルぐらいのコストだそう。もしかしたら、新聞広告より有効かも?
NYとワシントンでやったらどうかな?とちょっと調べてみよう。

VFPの事務所は、地下の一室。なんと毎月80ドルという格安の値段で借りている
とのこと。ワシントンからここに事務所を移したのが、なんと9月9日。その
翌々日にあの事件が起こったので、まだファイルの整理もできてないまま、電話
がなりっぱなし、という超多忙な日々が始まってしまったそうです。この事務所
で、ウッディさんとパートタイムスタッフ1名と若干のボランティアが全ての作
業を行っています。現在、VFPのプロジェクトは、イラクでの水処理施設建設プ
ロジェクトや平和教育プロジェクト、外交政策に対するアドボカシーなど、多岐
に渡っていて、その上にアフガニスタン爆撃が始まり、ウッディさんは少々オー
バーワーク気味。ただ会員はこの数ヶ月で400人も増えて、そのことは素直に
喜んでいました。あのNYタイムズの広告の効果も大きかった、と言っていました。

全米に退役軍人はなんと2500万人もいるそうです。その中のたった1000
人しか平和活動に参加していないとしたら、あまりに少ない、とウッディさんは
思っていて、なんとかもう1桁ぐらい、会員を増やしたいそうです。魅力的で効
果的なプロジェクトがあれば、自然に増えるよ、と私は無責任にも言ったのです
が、どんなプロジェクトなら効果的で魅力的だと思いますか?いいアイデアが
あったら、ぜひVFPまで。

戦争の悲惨さを身をもって経験し、アメリカで正々堂々と「戦争反対」と言える
勇敢な人たちです。退役軍人でなくても、外国人でも、準会員(アソシエイト)
としてVFPを支えることができます。あなたもVFPのアソシエイトになりません
か?年間50ドル(6250円)からなれます。詳しくはホームページをのぞい
て下さい。http://www.veteransforpeace.org/ クレジットカードで寄付もできま
す。ここのところ沢山の日本人から寄付があり、とても感謝していると伝えてほ
しい、とのことでした。少ない予算で素晴らしい仕事をやっているので、これか
らも応援しつづけるつもりです。


●イスラムチーム、がんばっています!●

以下は、グローバルピース海外意見広告キャンペーンのひとつ、
イスラム・チームの報告です。(西田さんより)
−−−−−−−−−−−
西欧風仕事の進め方に毒されている私たちは
間に立ってくださっているアフガニスタンの方の
仕事の進め方がなんとなくアラビア商人風なので、
とまどいながらも、少しずつ文化の差異を感じながら
ようやく、イギリス発の雑誌「ジャバナン」と
アメリカ発の週間新聞「ニンルーズ」の
第二弾が掲載されました。

   国境なき医師団
      永井 真理さん

今後、私たちはパキスタン発、イラン発
そして出来うるならばアフガニスタン発の新聞に掲載して
いけるよう努力していきたいと思っております。


グローバル・ピース・キャンペーン
   イスラム・チーム
   佐倉、木村、三輪、鈴木、野田、西田

                        (きくちゆみさんより)



★〜クリスマスコンサート for Love and Peace〜★
 日時:  2001.12.22(土) 19:00〜
 場所:  文京区・不忍通りふれあい会館
       (地下鉄千代田線根津駅下車2分)
 チケット:前売 2000円  当日2500円

出演予定:織田龍光   (シンガーソングライター)
     小林邦志朗  (ジャズピアニスト)
     佐々木眞理子 (歌手)
     天川 彩   (童話詩人、「愛と平和のプロジェクト」代表)
     つくし        (歌手)
          NALA   (馬頭琴奏者)
     他

地球上の自然、動植物、人間を賛美し祈りの曲を創る織田氏の楽曲、
天川彩さんの愛に満ちた童話詩、モンゴルの馬頭琴、ジャズ、歌、
愛と希望のひとすじの光を、音楽で奏でたい。
クリスマスの近づいた晩、皆さまと共に。。。
是非お越しください。

このコンサートの収益金は経費を除いてすべて「愛と平和のプロジェクト」に募金さ
せていただきます。

企画:つくし (歌手:92年より5年ニューヨーク在米、ジャズ、ブルースのエッ
        センスを吸収しNY市内、帰国後都内各所でライブ活動 )

お問合せ:090−6141−7872  tsukushi@k7.dion.ne.jp

(署名部分省略)
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Open-J Vol.127 : 八ヶ岳日誌2001年最終号より (12/19)

★グローバル・ピース・キャンペーン★

山梨県在住で『いのちの祭』の創始者の作家、おおえまさのりさんから、2001年を総
括した文章が届きましたので、みなさまに送信いたします。(事務局)

---------------

八ヶ岳日誌2001年最終号

 [今、世界は――「Imagine」から「魂の源境へ」]
                              おおえまさのり

 二十一世紀は、いのちの世紀への、霊性の世紀への希望と共にはじまったかに見え
たが、九月十一日の同時多発テロとその後のアメリカと世界の国々がとった激情的と
思える国際法を無視した戦争行為への動きは、改めて人類とは何か、何だったのか
と、わたしたちの内奥にまで激しい問いを突きつけてくる出来事であった。人類はこ
こに二十一世紀の基点を印すことになるのだろう。
 ちなみに今年選ばれた世相を反映した漢字は「戦」であった。二位以下に「狂」
「乱」「怒」とつづいた。それは新世紀元年の姿を如実に表している。
 ジョン・レノン の「Imagine」の放送に圧力がかかったり、アメリカの政策を糾す
人々に政府や市民の激しい憎悪の目が向けられている。それはかつて赤刈りのあった
暗黒時代を思わせるものがある。
 「Imagine」のそれは、夢見ることが禁止されるということ。夢見ることの力をと
ても恐れているということである。夢見る力を断つ――魂の源境にあるいのち輝く姿
を夢見ることを断つ。
 夢見はあらゆるものの力であり、わたしたち生命あるものの源泉である。大地も、
草木も夢見ている。宇宙は夢見ているのである。その夢見が今日のこの生命豊かな世
界を創り上げてきたのである。夢見こそは希望であり、力である。
 その夢見を断ち、力を断とうとている。魂の源境にあるいのち輝く姿を夢見ること
を。みんなが今ここを生きる姿、国境のない世界、平和のうちに生きるわたし、世界
がひとつになること、それらを夢見ることを。その力を。
 第二次世界大戦の戦火の中で傷ついたわたしの魂が、夢見る力を取り戻して、恢復
してゆくには、多くの時間と癒しと体験を必要とした。アフガンの人々はどうであろ
うか。
 戦火の中で魂が問いつづけた問いがあった。それは死を超えて輝く生の在り処であ
り、死を超えてゆくことであったように思われる。
 人は戦いの中で互いに生と死を奪い合い、そのための術策に明け暮れてゆく。
 今世界は、人類とは何か、文明とは何かという問いの前に、その答えを出せないで
いる。文明の袋小路に入り込んでしまっているからである。今しっかりと闇と問いを
見つめることである。しっかりと闇を見つめなければ、問いも、しかるべき答えも現
れ出てくることはない。

 闇と問いを見つめながら、今年はじめ、農作業のない冬篭りの間、三十数年間撮り
ためてきた写真を整理していた。そのほとんどがスライドだったため、ファイルに仕
舞われて、見る機会がなかった。そして映像をパソコンに取り込んでいる内に、それ
らの映像の世界に深く魅了されていった。そこには映像が語りかけてくる豊かな世界
があった。詩があり、歌があり、風光が、スピリットがあった。魂の源境がそこに
あった。
 そうした映像との対話の中から映像交響詩ともいえる『魂の源境へ』(出帆新社
刊、二〇〇二年二月刊行予定)という本が生まれてきた。
 映像との対話の中でこの三十数年間のものがたりが、わたしの魂の源境への旅とし
て浮かび上がり、そしてそれは時を超えて、今にここに深く問いかけてくるものが
あった。
 奇しくも「Imagine」が問いかけてくる魂の源境であり、夢見ることの力が、夢見
の力がそこにあった。夢見の源泉、そしてそこから湧き出でくるいのちの潮流……。
 九月十一日の深夜、ニューヨークから送られて来る『世界貿易センタービル』の、
ハイジャック機の突入と崩落の映像を見つづけていた。映像の中で、唖然として、う
ごめいてゆくものがあった。これは何のはじまりなのだろうか、世界の崩落の予兆な
のだろうか、終わりのはじまりなのだろうかと。
 その同時多発テロ直後の、九月十五日、神戸で六十年代アメリカで製作したわたし
の映画の上映会があった。六台の映写機による六面マルチプロジェクションの映画で
ある。六十年代のドキュメンタリー・フィルムを幅広く駆使して、黄金の六十年代と
いわれたアメリカを描く。ケネディ暗殺からキング牧師の暗殺へ、そしてベトナム戦
争の泥沼へとはまり込み、脱出口を失ってゆく姿……。そしてついに世界は透明な水
爆の核エネルギーの光の中に溶解してゆく。
 三十年ぶりにそれらの映像を見ながら、わたしは、「それが今また再び、繰り返さ
れようとしている。憎しみの連鎖、果てしない報復。この四十年間で人類は、世界は
何が変わったのだろうか、何も変わらなかったのでは?」という思いが込み上げてく
るのを抑えることができなかった。

 「私はこの映画(『地獄の黙示録』)は反戦映画以上のもの、『反ウソ映画』だと
信じている。戦争とは、人々が傷つけられ、拷問にかけられ、不具者にされ、そして
殺されることだ。それを文明はウソで塗り固め、一つのモラルとして展示する。それ
が私には恐ろしい」
                       ――フランシス・コッポラ

 わたしの住む八ヶ岳で「林の中のオブジェたち展」という企画があり、ちょうど同
時多発テロ後の、アフガン爆撃の只中であったため、それに様々な企画が加わって
いった。
 同時多発テロ後の、戦争へと突入してゆこうとする世界の流れに、「何かせずには
いられない」と、「ぼくは戦争をやりたくない」という署名活動や女性たちを中心に
して『平和の樹』のメッセージ・キルト作りが始まっていった。アフガンの空爆に慄
く女性やこどもたち、そして平和憲法を空文化して進む戦争への道。自分たちのこど
もたちに来るかもしれない徴兵、参戦。こどもたちを戦場に送り出したくない。ぼく
は戦争に行きたくない。そうした思いに駆られたお母さんやこどもたちが、一枚のキ
ルトの葉っぱに、それぞれの思いのメッセージを書き記し、大きな一枚布に、平和の
樹を作り上げるようにして、縫いつけていった。そしてそれは平和の「生命の樹」と
なって成長してゆき、他の地域のお母さんやこどもたちの間にも広まっていった。
 ささやかだけれども、自分の声を形にしたそれは、自分自身の自覚を促すものとな
り、また多くの共感を呼び覚ますものともなっていった。一葉のキルトからはじまっ
たそれは、やがて一枚の樹となり、二枚、三枚となって、林と、森となっていった。
 そしてそれ『平和の樹』は長野県松本市のピースウオークを歩き、地域の中学校や
町の文化祭などにも出かけ、十二月三日から七日にかけての、国会前での「いのちを
まつろう!花一輪持って、平和のリレー断食」にも参加し、断食しながら新たなメッ
セージ・キルト作りも行われ、またピースアクションとして企画された衆議院議員会
館内の「反PKO」議員懇談会の会場を彩りもした。
 一葉のキルトに、こうあった。

「恨みによって恨みが消えることはない。
 恨まぬことによってのみ恨みは静まる。これは永遠の真実である」
               ――ブッダ『ダンマパーダ』

 今、世界は熱くなっている。熱くさせられている。
 世界は怒っている。人々は怒っている。世界貿易センタービルとペンタゴンへの同
時多発テロに、そしてその後アメリカと世界が採った国際法を無視した対テロ戦争
に。
 小泉政権は「国際社会に習え!」と、いち早く参戦に向けて旗を上げ、日本国憲法
第九条の隙間を狙って、テロ対策特別措置法、PKO法改正を次々に可決して、自衛隊
をパキスタン沖に派遣した。だが小泉政権の言うところの国際社会とは、アメリカと
いうことにすぎない。国際社会の合意形成を図るために設立されてきた国連の、国連
憲章は報復のための武力行使を原則的に禁じている。またアフガニスタンに関しては
九八年の安保理決議が内戦への武力介入をすでに禁止ているのである。
 アメリカは、国際法を反故にして、世界を挑発しようとしている。
 そして世界は今、あぶり出されようとしている。これが世界だと、これがアメリカ
だと。
 アメリカの言語学者であり文明評論家のノーム・チョムスキーの『9・11アメリ
カに報復する資格はない!』(文芸春秋)には、アメリカという国の言う自由とは、
人道とは何か、アメリカがいかに世界最大のテロの親玉であるかがあぶり出されてい
る。今回のアフガニスタンへの侵攻は、自らが率先してそれを世界に向けて証明しよ
うとしているように見える。
 アメリカは自由の国なのである。どんなに自由かといえば、一九八〇年代アメリカ
がニカラグアに行った国際テロ――何万人もの死者を出した暴力的な攻撃――へのほ
しいままの自由であり、それに対して国際司法裁判所が下したアメリカへの、国際テ
ロに対する有罪判決に対して、更なる攻撃で応える自由。ニカラグアは安全保障理事
会に訴え、理事会は国際法を遵守するよう決議したが、アメリカは拒否権を発動。さ
らにニカラグアは国連総会に訴え同様の決議を二年連続して得るが、アメリカとイス
ラエルの二国は反対しつづけ、すべてを無効にしてしまった。国際法も、国連も、国
際司法裁判所も、そんなもの在ってないのだと。これこそアメリカ式自由というもの
なのである。
 アメリカの経済発展を阻害する温暖化防止条約なんてもっての外。自分のところは
特別なんだと、生物兵器禁止条約からの離脱を突き付ける。アメリカの地雷は時限的
なものと世界が禁止した地雷は作りつづけ、世界最大の、武器輸出とテロ支援のため
の武器供与国でありつづける。そして独占的なスターウオーズ(宇宙の軍事化)技術
の開発。誰にも文句を言わせない全世界の通信情報の盗聴。アメリカが法であり、世
界の警察であり、アメリカが世界標準なのである。人権や人道的介入を云いしたアメ
リカによる侵略戦争や国家壊滅のテロ行為は限りない。第二次世界大戦以後アメリカ
が戦争介入した国々――中国、朝鮮、ガテマラ、インドネシア、キューバ、ベルギー
領コンゴ、ペルー、ラオス、ベトナム、カンボジア、グレナダ、リビア、エルサルバ
ドル、ニカラグア、バナマ、イラク、ボスニア、スーダン、ユーゴスラビア、そして
アフガニスタン。そこに打ち込まれるミサイル、小さな爆弾を無数にばら撒くクラス
ター爆弾、球場の五倍もの大地を吹き飛ばしてしまうデイジー・カッター(一種の気
化爆弾)。打ち続く臨界内核実験。「ならずもの国家」を糾弾しようとするアメリカ
の戦闘はさらにこれからも広がりそうである。民族殲滅――コロンブンがアメリカに
渡った頃ラテン・アメリカ一帯に暮らしていた八〇〇〇万のアメリカ先住民は今やそ
の五パーセント、大虐殺が行われたのだ。
 これらがアメリカのいう自由であり、人権であり、民主主義なのである。また今回
のアフガンへの容赦のない爆撃は、アメリカに従わなければこうなるぞという世界に
向けての強い脅しでもある。世界は恐怖している。
 そして同じことが、国家によるテロが、ロシアにより、中国により、イギリスによ
り、そして世界の多くの国々によってつづけられている。それ故に世界は、イデオロ
ギーを超えて、対テロで団結したのである、日本も含めて。

 だが人類は第二次世界大戦の中で多くのことを学んできたはずではなかったのか。

 「国が攻撃された場合、防ごうと努める、可能ならば。この教義に従うなら、ニカ
ラグア、南ベトナム、キューバ他多数の国は、ワシントンや他の米国の都市で爆弾を
爆発させているべきだったことになり、パレスティナ人はテルアビブの爆弾テロのた
びに喝采を受けるべきだ。際限がない。そうした教義によって数百年の殺し合いの果
てにヨーロッパが事実上、自から絶滅を招く事態に到ったため、第二次世界大戦後、
世界の国々は違う盟約を作り――少なくとも形式的には――武力の行使は、武力攻撃
に対する自衛の場合を除いて禁じられ、安全保障理事会が国際平和と安全保障を守る
ために行動するという原則を立てた。一つ挙げれば、報復が禁じられている。国連憲
章五一条に述べられた意味では、米国は武力攻撃は受けていないから、こうした検討
はこの際関係がない――少なくとも、われわれが国際法の基本原則が、われわれが嫌
う者たちだけでなく、われわれ自身にも適用すべきだということに同意するならば。
 国際法はさておき、われわれは何世紀にもおよぶ経験を積んでおり、それはいま現
在提
起され多くの論者から大歓迎されている教義が何を引き起こすか正確に教えてくれ
る。大量破壊兵器の世界では、この教義が引き起こすのは、すぐにも差し迫った人間
の実験の終焉である。それこそが、結局、ヨーロッパ人が何世紀にもわたって耽って
きた相互殺戮のゲームを終りにしたほうがいいといまから半世紀前に決めた理由なの
だ」(チョムスキー)

 チョムスキーはつづけて言う。

「目標とするものが、暴力の循環をエスカレートさせ、九月十一日のような残虐テロ
――遺憾なことに、世間が周知のもっとひどいテロ――の可能性をいっそう増すこと
ならば、たしかに分析や批判を慎み、思考を拒否し、いままで関係してきた極めて重
大な事実への関わりの度合いを減らすべきである。同じ忠告は、政治・経済システム
の最も反動的で後ろ向きの連中を手伝い、わが国の一般民衆と世界の大半の人々に大
きな害となり、もしかすると人類の存続をおびやかしかねないような計画を実行した
がっている者にも当てはまる。
 その反対に、社会活動の目標が、これ以上の残虐テロの可能性を減らし、自由と、
人権と、民主主義の希望を前進させることにあるなら、正反対の道を進むべきだ。今
度の犯罪やその他の犯罪の背後に潜む要因を探る努力をいっそう強め、さらに精力的
に、いままで決意をもって取り組んできた正しい大義に身を捧げるべきだ」(『9・
11アメリカに報復する資格はない!』)


 最近、『Tibet Tibet』(金森太郎こと金昇龍制作監督)というビデオ制作の映画
を見た。在日韓国人三世の青年が自分のアイデンティティを求めて旅に出る――この
旅を終えて帰ってきたら帰化申請しようと。そこでまず祖国韓国へと足を向ける。だ
が彼はそこで、彼がこれまで避けつづけてきた韓国の人たちから熱い歓待を受けるは
めになる。次いで草原をバイクで駆けたいとモンゴルへ。そこのゲル(モンゴルの移
動式住居)で出会ったダライ・ラマの写真。その人々が崇敬するその人に会ってみた
いと、中国からインドのチベット亡命政府のあるダラムサラへと旅はつづいてゆく。
 そこで目にしたものは、自分と同じように祖国を奪われた人々の姿だった。一九五
九年、中国のチベット侵攻によって、祖国チベットを追われて、自分自身を愛する自
由さえも奪われたチベット難民。自分を愛することが、迫害の対象となる。自己のア
イデンティティや文化を剥ぎとって、中国人となることを強要される。そして今やチ
ベットのそこには六〇〇万人のチベット人に対して七五〇万人もの漢人が住みつき、
ラサのポタラ宮殿は観光名所となり、内陣の撮影には数万円もの撮影料を要求され
る。そしてチベット人街は痛ましいまでに荒廃させられつつある。
 だがそこにはいまだ、祈りがあり、かろうじて祈りに支えられてある人々の姿が
あった。存在のぎりぎりの祈り。飢えとアイデンティティへの迫害に晒されつづけな
がら、なお、人々を支えている祈り。その祈りがなくなってしまったら、彼は、彼女
は事切れて、亡くなってしまいそうである。そんな無垢の祈りがあることを、そんな
存在ぎりぎりの祈りがあることに人は気づかされる。祈りによって人ははじめて存在
するのである。神話(仏教という神話)が無効になろうとも、ぎりぎりのところで存
在する祈りだ。草木の祈り、大地の祈り、天空の祈りに支えられてこの世界があると
いわれるその祈りだ。草木は祈りつづけてきた、大地は祈りつづけてきた、天空は祈
りつづけてきたのである。その祈りだ。
 その真摯な祈りに応えるようにして、ダライ・ラマ十四世は言う。この十月(二
〇〇一年)欧州議会でなされた彼のスピーチから拾ってみたい。

 「人間社会が歴史上重大な危機に瀕していることは明らかであります。今日の世界
において、人間性は一つであると認める必要があります。過去においては、地域社会
はお互いを基本的に別々のものだと考えることができました。しかし現在は、アメリ
カで最近起こった悲劇的な出来事から分かるように、ある地域で起こる出来事は何で
あろうと他の多くの地域に次第に影響を与えてゆきます。世界はますます相互依存す
るようになってきています。この新しい相互依存という意味では、自己の利益は他人
の利益を考えることにあるのは明らかです。普遍的な責任という感覚を養い育ててい
かなければ、我々の近い将来は危ぶまれます」
 「我々の前に新たに出現した地球的規模の共同体という意味において、戦争を含む
あらゆる形態の暴力は紛争解決の手段としては全く不適当なのです。暴力と戦争は常
に人間の歴史の一部であり、かつては勝者も敗者もいました。しかし、現在もし新た
に地球的規模で衝突が起こったとすれば、勝者は全く存在しないでしょう。それゆえ
に我々は世界に対し、長期的に見て核兵器や国軍のない世界を求める勇気とビジョン
を持つべきです。特にアメリカ合衆国での恐ろしい攻撃に照らして考えれば、国際社
会は誠実に努力しその恐ろしいショッキングな経験を生かして、地球的規模の責任感
――つまり対話の文化と非暴力を紛争解決に使用する――そこへ発展させるべきなの
です」
 「私はチベット解放という闘いを非暴力という道に導き、そして和解と妥協の精神
で中国と交渉をしながら、双方に好ましいチベット問題の解決方法に一貫して狙いを
定めてきました。……後に『中道的アプローチ』または『ストラスブール提案』とし
て知られるようになった私の提案は、チベットが中華人民共和国の枠組みの中で真の
自治を享受することを描いています。この解決策は、中国の国際イメージを大いに高
め、中国政府の二つの最優先課題である安定と統一に貢献するのと同時に、チベット
人にとっては、基本的人権と自分たちの文明を守りチベット高原の繊細な環境を保護
する自由を保障するものとなるでしょう……」
 ダライ・ラマは自らのチベット難民政府の民主化をも推し進めている。そして中国
の民主化は中国にとってもチベットにとってもよいものになるであろうと。
 ダライ・ラマ十四世の提案するそれは、ミンデルの言う深層民主主義に通じるもの
があるように思われる。対立の中にあるホットスポットを「空の中道」というTAO
(道)において超えてゆこうとするのである。

 「長老は、自然の大いなる潜在力から流れ出す情報を、日常生活にそそぎ込むチャ
ンネルである。メタスキル(理論、情報、技法が適用されるときに伴う気持ち)を用
いて、最も低い、最もおぞましい、あるいは最も高い、最もスピリチュアルなことを
言う。そうして長老は『不可能』が起こるのを促すのである。長老は、自分自身や他
人がエッジ(個人や集団におけるコミュニケーションの行き詰まり)を越えることを
促す。すなわち、わたしたちを分離する境界を流れ越えることによってコミュニケー
ションを可能にするのである」(アーノルド・ミンデル『紛争の心理学』講談社現代
新書)

 国を追われて四十年、ダライ・ラマ十四世は、それでもなお、忍耐強く、非暴力と
民主主義的な対話の道において、チベットのみではなく、中国共々の解放の道――心
ある自覚の道を歩みつくしてゆこうとしている。不可能を可能とするべく。彼はいの
ちを、人類を信じているのである。それに世界は応えるべく歩み出してゆかねばなら
ない――人類の終焉を望まないならば。人類の進歩を夢見るならば。

 (ダライ・ラマへのインタビューを終えて、『Tibet Tibet』の旅は終わりを迎え
る。そして旅人の彼は言う。「この旅をとおしてぼくは知った。それぞれが自分の民
族性に誇りを持つことが、他の民族を認める第一歩になるということを。そして何よ
りも大事なのは、知るということ、自分、他人そして世界を」と。)

 今再び、「Imagine」を歌ってみよう、今再び「魂の源境へ」旅してみよう。

(署名部分省略)
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Open-J Vol.126 : きくちゆみさんからの大事なメッセージ (12/18)

★グローバル・ピース・キャンペーン★

●きくちゆみさんからのメッセージ●

きくちゆみさんから以下のような大事なメッセージが届きました。

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みなさん

 アメリカの多くの人が、今どんな気持ちでいるのか理解するのに
必読の「スーザンとジョンの会話」(ノリ・ハドル著)をもう読みましたか?
GPCの英語のホームページには8日(土)にアップし、日本語版は11日
(火)に「地球平和賞」のイントロとしてトップにアップしました。国際チーム
の今村さんが翻訳をしてくれました。この文章は、アメリカのごく普通の
人たちが、メディアが誇張するように無条件に戦争を肯定 しているわけ
ではないことを実感するのに役立ちます。そして人々の意識や創造性が
戦争から平和や環境保護の方へ向かう可能性を秘めている、という
ポジティブで元気の出る内容にもなっています。どうか、スーザンとジョン
の話を広めてください。そして、著者のノリさんが言うように、平和を模索
する道を世界中のみんなで歩いて行きましょう。
 転送・転載はもちろん大歓迎です。

 それからこの文章の後に、ノーベル平和受賞者たちの国連アピール
への署名についての情報を貼り付けます。そちらもどうぞよろしく。

きくちゆみ

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 「地球平和賞」はすでにある平和運動を表彰するだけのものではありません。世界
中の人々すべてが平和の願いを共有して、その実現の方法をともに模索するプロセス
を促進することも目指しています。
 以下の文章は、アメリカのごく普通の中年夫婦の会話を再現したものです。アメリ
カは大きな不安を抱えて悩んでいます。メディアが誇張するように無条件に戦争を肯
定しているわけではありません。人々の意識や創造性が戦争から平和や環境保護の方
へ向かう可能性を秘めています。その様子を垣間見ていただきたいと思います。これ
から、平和を模索する道を世界中のみんなで歩いて行きませんか。
新安全保障センター代表
Best Game on Earth 創立者
ノリ・ハドル
「核分裂のあと変わっていないものは、人間の意識だけだ。だからこそ、人類は今ま
でに見たことのない悲劇へと突き進んでいるのだ。」アルバート・アインシュタイン
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もっと別の道があるはず
ノリ・ハドル作

「本当にフラストレーションがたまってるの。」スーザンは言った。

 ジョンはスーザンを見た。頬の筋肉が緊張で痙攣している。どんな気持ちなのか感
じることができた。彼も9月11日からひどく緊張して不安を感じていたのだ。それに
炭そ菌騒ぎ、アフガン戦争、もしかしたらイラク攻撃も・・「ちょっと話してみない
かい?」そうやさしく促した。

 「そうねえ。でもこの気持ちをちゃんとことばにできるかどうか。」彼女は躊躇し
た。「だから余計やりきれないのよ。なんかまったく新しい領域に踏み込んじゃった
みたいで、ぜんぜん心の準備ができてないから、今までのやりかたが全然通用しな
いって感じかな。」
 そしてスーザンは黙り込んだ。ジョンはそこに立って、妻に深い愛情と尊敬の気持
ちを感じた。彼女はいつも正直で洞察力もある。そこから自分自身の不安について何
かがわかるかもしれないとジョンは思った。

 突然スーザンはどもりながら話し始めた。「ものすごくストレスを感じるの。どう
やって今の問題を解決したらいいか全然わからないから。ワールドトレードセンター
とペンタゴンがやられたなんて、ほんとにひどいショックでしょ。真珠湾の時から、
アメリカが直接攻撃されたことなんかなかったもの。もちろんテロリストたちがこの
ままで許されちゃいけないから、何かしなくちゃって思うのよ。でもアフガニスタン
で起こっていることにもどうも納得できなくて。だって食料が届かなかったら何百万
人もの人が餓死するらしいじゃない。空爆もあんなにやったし。なんかおかしいと思
うの。爆撃すればするほど、無実の人たちが死んだりケガしたりするでしょ。それ
じゃ正義じゃない。一種のテロじゃないかって思っちゃうの。違うかしら。」

 ジョンは会社での会話のことを思い出しながら言った。「うん、わかるよ。ジョイ
とポールが言っていたのはね、無実の人が殺されれば殺されるほど、テロリストたち
がどんどん増えるってことだよ。あいつら思考回路が違うからね。自爆テロかなんか
で死んだら、天国に行けると思ってるんだ。「絶対勝つことのない戦争」って感じだ
よ。」

 「今やってるのは「絶対勝てない戦争」そのものでしょ。でもそれだけじゃない。
戦争のことばかりに気を奪われてて、もっと大事なことを忘れてる。敵を見誤ってい
るんじゃないかと思うの。「本当の敵」は恐れ、貧困、病気そして無知。それがテロ
リズムの温床になってる。」

 スーザンはそう言ってから、ジョンの方を見た。自分の考えを噛み締めているよう
な感じで。「あのね。それからちょっと突飛かもしれないけど、もしかしたら、もっ
と大きな「本当の敵」は、人間が傲慢になっていること自体なのかもしれないって思
うの。どんなところでもどんな生き方でも許されてると思っている人って多くないか
しら。たくさん木を切り倒して、川や海や土を汚染しつくして。これからまだ資源を
食いつぶすなんてできるはずないって思う。」頬の筋肉がまたこわばっている。「そ
れが不安で、こんなにフラストレーション感じるのね。このまま続けたらいったいど
うなっちゃうのか。そう考えるとすごく怖い。」

 「うん。ポールも似たことを言ってたよ。テロ戦争に気を取られていて長期的な大
きな問題が完全に吹っ飛んじゃっている。でもそれをおろそかにしてるといつか誰も
生き残れないことになるって。地球の温暖化のこととかオゾンホールの問題とか。で
もスーザンのいうとおり、全部僕たちの生き方と関係してるんだよな。」

 ジョンは深いため息をついた。「みんな膨大なものを消費できるっていうことに目
がくらんでる。そしてテロ行為の悲惨な映像を見てまるで催眠術にかかってしまった
みたいだ。今度はテロ制裁攻撃を見て・・・」彼は頭を振った。「僕は身近な人を愛
するようにアメリカを愛してるよ。でも自分の国を愛するっていうのは地球全体を愛
することの一部じゃないといけないと思うんだ。アメリカは健全な地球がなければ健
全ではいられないんだから。僕たちは普通、小さなことしか見てないんだよ。すごく
大事なこと、絶対おろそかにできないものを見逃しているんじゃないかな。」

 「ほんとにそうね。私達けっきょく同じことを言ってるのよね。政治家たちは目の
前のことだけに捕われて、一つの危機から別の危機へとうろうろするばかり。政治家
も私達ももっと大きな枠組みが見えてないってことかも。でもそれがはっきり見えて
くるまでは、どう行動すればいいのかわかるわけないでしょ。」

 スーザンは黙った。すごく悲しそうに。「父さんは第二次世界大戦で死んだし、兄
さんはベトナムで重症を負ったし。もし子どもたちが・・・」のどが詰まった。「そ
んなのひどい・・・」恐れ、怒り、フラストレーション、悲しみを振りきろうとして
いる。「それに、あっちのアフガニスタンやイラクでは、息子が死のうとしているこ
とに心を痛める母親がいるわけでしょ。夫が死のうとするのに絶望してる女の人が・
・・ひどすぎる。もっと別の道があるはずよ。」

 「スーザン」ジョンは彼女が泣き出したので、やさしく抱きながら言った。「ほん
とに君の言うととおりだよ。まるで村のあちこちで火の手が上がって、消防士が消火
するために駆けつけたんだけど、あまりにあっちこっちに火が出てるんで、右往左往
するばかりで、いくら一生懸命やっても消せないって感じだな。」

 「そう・・・」涙をふいて、深呼吸した。「やらなきゃいけないのはきっと、もっ
と全体像を見るってことでしょ。いったい出火の原因が何かって見極めること。」彼
女は一瞬黙った。「もし月まで人を送ることができるんなら、誰にとっても公正な世
界を作るくらいのこと何とかなるんじゃないかしら。」

 「そうだなあ。」ジョンはちょっと困惑して言った。「そんなのぜんぜん非現実的
だと言って相手にしそうもない人って少なくないよなあ。でもほんとは僕もずっと同
じこと考えてたんだ。人間って一度その気になりさえすれば、何でも解決できるんだ
よな。問題は正しい問いかけができるかってことだと思う。」ジョンはスーザンの髪
をなでながら考えてから言った。「もし僕たちの多くが一番大事な問題に集中できた
ら・・・」ほとんどささやき声になって「そしたら問題を解決できるかも。」

 二人は途方にくれて支え合ってじっとしていた。いったいどうしたらいいのか。あ
まりに大きな課題だし。どうやったら大勢の人を誘ってこの課題にタックルできるの
か。長期的に平和で正義のある世界を作り出す方法っていうのは?二人は同時に大き
なため息をついた。もしそれができたら・・・もし・・。

 ぼんやりとした考えが浮かんできた。「ねえ、ジョン。」スーザンはジョンの目を
見つめて言った。彼女は目が輝いている。「なんかわかったような気がする・・・つ
まり・・・他の人に問いかければいいんじゃない?そうよ。きっと、いっしょに・・
・助けを求めれば・・・。」
 ジョンはちょっと不思議そうな表情で言った。「僕も今なんかを感じる。何かが変
わったって感じだ。でもなんて言ったらいいか。」

 スーザンは興奮してきた。「他の人たちも同じようなことを感じているんじゃない
かしら。友達から始めてみない?どうやったら長期的に平和で正義のある世界を作り
出すことができるかって、訊いてみましょうよ。」

 「うん、それはほんとにいい考えだ。」ジョンも興奮してきた。「最近はラジオや
テレビ番組を聞いていても、何か新しい考え方が必要だって思っている人が増えてる
のが感じられるよね。」スーザンを抱き上げてぐるっと回った。笑顔で輝いている。
「よし。会社でみんなに話してみるよ。」

 「いいわね。今晩家に帰ったら、親戚や友達にEメールやファックスしてみましょ
うよ。電話もね。どんどん広がるわよ。今まで黙ってたみんなが同じ考えを共有でき
たら、すごい力になるわよ。問題も解決できるかも。」
-------------------------------
平和で公正な世界を築き上げる建設的なアイディアを持っている世界中の人たちを奨
励するにはいったいどうすればいいでしょうか。何かアイディアがある人は、次のサ
イトのスーザンとジョンにコンタクトしてください。www.bestgame.org
「私達が誰一人できないことでも力を合わせれば実現できる」
-------------------------------
(翻訳:今村 和宏)



May Peace Prevail on Earth!
-------------------------------------
ノーベル平和賞受賞者達のアナン国連事務総長へのアピール

http://www.h2.dion.ne.jp/~prema21/petition.html
ノーベル平和賞受賞者たちがコフィー・アナン国連事務総長に、現在の危機につ
いてアピールします。
このアピールに支援の署名をお願いします。The American Friends Service
CommitteeのMary Ellen McNishさんが、このアピールと署名をオスロ(ノル
ウェー)で行なわれるノーベル賞授賞式で発表する予定です。

▼期間:署名は2001年12月31日まで受け付けています。

↓ここをクリック!

http://www.peaceresponse.org/petition/index.shtml

▼アピールするノーベル平和賞受賞者たち
 マイレード・コリガン- マグワイア、ベティ・ウィリアムズ(平和の人々の
コミュニティ、ベルファスト/北アイルランド)
 アドルフォ・ペレス・エスキベル(平和と正義財団、ブエノスアイレス/アル
ゼンチン)
 デズモンド・ツツ(大司教、ケープタウン/南アフリカ)
 ダライ・ラマ14世
 リゴベルタ・メンチュ(グアテマラ人権活動家)
 ジョゼフ・ロートブラット(パグウォッシュ会議、イギリス)
 ジョディ・ウィリアムズ(地雷禁止国際キャンペーン、アメリカ)
 +The American Friends Service Committee
(参考:http://www.ylw.mmtr.or.jp/~gifu-cea/data/nobel/peace.htm)
▼アピールの趣旨
 (アピール文は長いので、要旨のみまとめます)
(1)9月11日のテロ攻撃に対する応答は、国際法に従い、国連憲章の枠内で
行なわれるように要求する。
(2)近い将来、以下のことを催すことを求める。
   * テロリズムに関する国際会議を開催し、テロの根本原因を調査し、それ
らの原因に対処する手段を提案する。さらに、安全を確保し、テロ行為の犯人を
法の裁きにかけるための国際的な基準を作る。
   * テロのすべての犠牲者を追悼する国際記念日を創設し、広い連帯の行事
を催し、学校と大学における平和教育と非暴力の原理のプログラムを作成する。
(3)世界の諸政府と諸国民に、「平和と非暴力の文化」を進めるための具体的
な行動を取るように呼びかける。
   アメリカ合衆国とその同盟国の応答は、復讐への盲目的な欲望に駆られて
はならず、平和で公正な世界を作るという新たな決意によるべきである。
 ※国連は、2001-2010年を「世界の子供たちのための平和と非暴力の文化」の10
年とすることを定めました。

 これらノーベル平和賞受賞者たちは、「多くの人々が、世界貿易センタービル
とペンタゴンへのテロ攻撃を、真珠湾攻撃にたとえた。しかし、この事件は1941
年に起こったのではない。
 過去60年間、われわれは、暴力が暴力を生むという悪循環に関する厳しい教訓
を数多く学び、軍事力が問題を解決してくれるだろうという誤った期待にミス
リードされてきた。
 テロリズムは、われわれの社会が希求し、普遍的人権宣言に確認されている諸
原理を脅かしている。
 民主主義と法の役割を破壊する者たちへの最善の応答は、まさにこれらの価値
と制度を再確認することなのである」と述べています。

▼署名のしかた

First Name: 名前を記入(例:Ichiro)
Last Name: 姓を記入(例:Suzuki)
E-mail: Eメールアドレス
City: 居住する市(例:Sapporo)
State/Province: 都道府県(例:Hokkaido)
Country: ボタンを押して選んでください。(例:Japan)
SIGN PETITION を一度だけ押す

※Eメールアドレスは本人であることを確認するために使うもので、それ以外の
目的には使われません。
確認のメールが来ますが、署名する意志に変更がなければ、このメールに応答す
る必要はありません。


▼この活動を行なっている団体
Peace Response c/o AFSC (The American Friends Service Committee)
1501 Cherry Street, Philadelphia, PA 19102
phone: 215/241-7003; e-mail: web@peaceresponse.org For more specifics,
see the contact us page.
For the American Friends Service Committee, see http://www.afsc.org
(AFSCは良心的平和運動を行なっていることで知られているキリスト教の一派ク
ウェーカーの団体です)

(署名部分省略)
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Open-J Vol.125 : 英語で夢を見た (12/17)

★グローバル・ピース・キャンペーン★

●OPEN-J BOOMERANG 124 について〜きくちゆみさんより〜●

ごめんなさい!xxのところはあとで、内容を入れてから
送信するつもりだったのに、そのまま送ってしまった。

平和のための退役軍人の会の会員は、GPCを始めてから急激に増えて、現在
1000人になりました。とても感謝されました(というより、アメリカが戦争
を始めたから、休んでいた元会員とかも戻ってきた、ということだと思いま
す)。VFPの支部は50以上あるのですが活動をしているところはそのうちの
15支部ぐらい。理事は13人。本部の事務局担当者が一人、ボランティア
兼パートタイムスタッフが一人。これだけの組織で、よくやっていると思いま
す。VFPの活動については、また今度詳しく。ボストン支部も訪れるので、後で
まとめて報告します。

それから、お奨めの本のタイトルは
「BLOWBACK The Costs and Consequences of Amrican Enpire」
著者はチャルマーズ・ジョンソン(Chalmers Johnson)
日本政策リサーチ研究所の所長でカリフォルニア大学サンディエゴ校の名誉教
授。日本に関する著作が多い。この本のタイトル「Blowback」はCIAの造語で、
アメリカの政策がもたらした意図しなかった(悪い)結果のことを指していま
す。アメリカが世界の果てまで軍事的支配をすることに対する予期しない結果が
次々起こっていることを指摘し、アメリカの軍事・外交・経済政策に警鐘を
鳴らした作品。これがアメリカで売れているのは、うれしいです。日本語に
なっていますか?どなたか教えてください。

※(事務局より)メールマガジン読者の方から、「これはチャルマーズ・ジョンソン
の『アメリカ帝国への復讐』(集英社)のことです」との情報を頂きました。


●12月10日 英語で夢を見た●

さて、ここから本題。

アメリカに来て、1週間が経ちました。
ここセントルイスは、アメリカのミサイルを作っているボーイング
社の本拠地(もとはマクドナルド・ダグラス社、ボーイングが買収
した)で、化学工場のモンサントも本社があり、そして、バドワイザー
もここ。アメリカのハートと言われる土地柄で、もっとも保守的な
ところかも。そこに、平和のための退役軍人の会という筋金入りの平和
団体があるのですから、またそれがアメリカらしいところですね。

私たちはセントルイス郊外の「聖フランシスコ リトリートセンター」
に滞在していて、その中の一番小さいキッチン付のコテージを借りて
います。湖を見渡せる静かなところ。電話がないので、メールのやり
とりには不便ですが、近くにインターネットカフェも見つけたので
1日に一度は発信が可能な状態となり、ホッとしました。最初トラ
ぶったのは、やはり内臓モデムが壊れてしまったためで(買ったばか
りなのに!)、仕方なく町まで行って新しい外付けモデムを買いました。
痛い出費です。

赤ちゃんたちは、こんなハードな旅によく付き合ってくれて、ちょっと
風邪気味で二人とも鼻をたらしているものの、元気です。キッチンがつ
いているので、毎日買い物して自炊しています。近くのスーパーでは
「愛国コーナー」というのがあって、アメリカ国旗をあしらった様々
なグッズが売られていて、ちょっとびっくりしました。何でも商売に
してしまうところがアメリカ的なのかもしれませんが、何だか変です。

ここセントルイスは、アッシュクロフト司法長官(この前検察官と訳した
のは誤訳です。ごめんなさい)の本拠地でもあり、彼の米議会での発言は
ちょっと行き過ぎた感じで、保守的な新聞もちょっと批判的な記事を書いて
いました。彼は、現在600人以上のアメリカ人が理由も明らかにされない
まま監禁・拘束されていることに対して、基本的人権の侵害ではないか、
と米議会に呼ばれたわけですが、それに対して、「自由が脅かされると言
って善良な平和を愛する国民を脅す人は、テロリストかテロの支援者かの
どちらかだ」と言い切りました。ブッシュといい、アッシュクロフトと
いい、アメリカ政府はとんでもない人たちが仕切っていて、大変です。

アメリカから言論の自由、基本的人権を奪ったら、ただの軍国独裁国家では
ないですか。少なくとも民主主義が機能していたから、軍の暴走をなんとか
抑えてきたのに。冷戦が終わり、明確な敵がいなくなって存在理由を探して
いた米軍(と軍需産業)に対して、9・11を遂行したテロリストたちは、
格好の理由を与えてしまったものです。ブッシュ大統領がイラクなどへの攻
撃を示唆していることに対しては、さすがに国際社会は批判的な声をあげて
いるものの、ここでもイギリスと日本だけは、好戦的。小泉首相は、いった
い何を考えているのでしょうか。危ういです。本当に。

アメリカの言論の中で光っているのは「The Nation」という週刊誌。日本で
いえば「週間金曜日」のような雑誌になるのかな。まともなことが書いてある。
でも、読んでいる人は少ないんだろうな。明日、編集部に電話してみよう。
セントルイスの新聞「ポスト・ディスパッチ」は、ほぼ政府御用新聞。とっても
保守的な土地柄なので仕方ないかもしれないが。ここにも投稿してみよう。平和
を望む人たちが、声を上げにくい雰囲気を少しでも和らげられないか・・。

アメリカの普通の人々の不安は、
「クリスマスにテロリストからプレゼントをもらうかも・・・」
というもの。もしそんなことになったら、ラマダンに入っても爆弾落としつづけ
ているアメリカ政府の責任だと私は思うけど、どうしてアメリカ国民は政府を批
判しないのかしら。批判すると、拘束されちゃうからかな。

実は昨晩、英語の夢を見ました(普段はもちろん日本語の夢しか見ません)。英
語の言葉が頭の中に溢れて、眠れなくなって、仕方なく真夜中に起きて書いたの
が以下の文章です。これを今日、何人かのアメリカ人に読んでもらい「どう
感じる?お説教されているみたい?」と聞いたら、「ぜんぜん。すごくいいレ
ターだと思う。これを新聞に投稿したら」と言われました。それなら、と早速
行動。採用されるかどうかはわかりませんが、やってみまーす。
おやすみなさい。今日は朝まで眠れますように。

May Love and Peace Be With American People

The USA has always been my favorite country to visit and I am in St.
Louis as I write this. I saw American flags everywhere at the Airport,
in the shops and in people’s homes. I understand the USA is fighting a
war against terrorism.

I have two babies who need a lot of care and love. I wonder how many of
those are parents of small children among those who died at WTC on
9/11.  I shed tears just thinking of children who lost their only parent
and anyone who lost their loved ones. No one should experience such
suffering and all terrorism must be stopped.

At the same time, I find American people are poorly informed of what
their bombs have been doing in Afganistan. A lot is reported on how
powerful and accurate they are but little on what has been happening to
the people being bombed.

In the internet, you can find so many photos of those babies and
children hurt and killed by the US bombs. Your weapons are so powerful
that they don’t only destroy military facilities but others as well and
there are many people living there.

They don’t have cars like we do to escape, so they walk to the refugee
camps for days. Roads are destroyed, too. Only lucky ones can walk that
long distance and live. Just imagine being a mother walking and sleeping
outside in the cold with nothing for your children to eat. American
bombing reduced thousands of civilians to homelessness, starvation and a
desperate search for a way to survival. They are not terrorists. They
are people like us who love their families and want to live peaceful life.

 How can anyone think that dropping bombs over innocent people stops
terrorism? If truth is reported here, I think few would support this
war. I feel sorry for you, the Americans, as you are likely to create
more terrorists by making more innocent people suffer, but you don’t
seem to realize it.

The USA is the richest country and Japan is the second in the world.
Imagine what is possible by working together to end terrorism, not
fighting together. What if that 40 billion dollars were spent to feed
the hungry not to drop bombs? We can create a more peaceful and safer
world for all. I am here to find those who seek a better way than the
bombing to end terrorism. May love and peace be with the Americans.

Yumi Kikuchi  e-mail: yumik@awa.or.jp
founder, Global Peace Campaign  http://www.peace2001.org

(署名部分省略)
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Open-J Vol.124 : きくちゆみの「気合いを入れてアメリカ本土!」 (12/10/訂正版)

★グローバル・ピース・キャンペーン★

●きくちゆみの「気合いを入れてアメリカ本土!」●

アメリカから

12月6日 セントルイス 平和のための退役軍人会の戦略会議に参加

 正確には、もう朝なので12月7日、アメリカではパールハーバーの日(日本
は12月8日)。時差ぼけがまだなおらないで、赤ちゃんともどもまだ午前3時
なのにぱっちり目がさめてしまいました。出発直前に長年愛用したコンピュータ
が完全にダウンし、ソニーのバイオを買ったのですが、こちらに来てからまだ設
定がうまくいかずにインターネットにつなげることができません。これで12月
3日に日本を出てから4日間メールを見ていないことになりますが、お返事を差
し上げてない方には申し訳ございません。
 昨日まで平和のための退役軍人会(VFP)の戦略合宿に出席していました。米
国の退役軍人会はいくつもありますが、全米で平和のために活動しているのは、
こことベトナム戦争退役軍人会、とあまり数は多くありません。
 VFPは全米xxの支部があり、13名の理事と1名の専従スタッフと1名の
パート兼ボランティアによって運営されています。全米組織とはいえ、正会員数
は700名という小さいNGOです。でも彼らの活動は米国が戦争を行ったベトナ
ムやイラクでの復旧作業にボランティアを派遣し、米国の軍事・外交政策に関し
て企業メディアでは報道されないことを広く一般に伝えるなど、大変有意義なも
のが多いです。日本にも「不戦戦士の会」という退役軍人会があるそうですが、
どなたかご存知でしたら教えてください。
 VFPの戦略合宿に集まった面々は全部で15名。それぞれ第二次世界大戦やベ
トナムや朝鮮戦争や湾岸戦争などを戦い、戦争の惨たらしさを身をもって体験
し、半生を平和に捧げた人たちでした。米国での彼らに対する弾圧は思ったより
厳しく、何人もの会員が効果的なデモを行っただけで、投獄されるなどの経験を
持っています。
 アメリカは今や戦時下のようです。一般報道は完全に政府広報機関と化し、言
論や表現の自由といった基本的な市民権が脅かされています。9月11日以来、
理由も明らかにされないまま政府によって拘束された人は1500名を越え、
600名以上が今も拘束されたままです。これに対して民主党議員が市民権を無
視し憲法を侵していると検察官を呼んで公聴会を開き、それに対して各紙の編集
委員にコメントさせるという番組を今日テレビで見たのですが、驚くことに民主
党議員の当然と思われる行為が批判され、国家非常事態なのだから国家機密が優
先されるのは当然、国益のためもっと政府に権限を与えるべきだ、という論調が
目立ちました。これが本当にアメリカか、といささかショックを受けました。
 そんな中で非暴力平和主義を唱えても、ほとんど無視されてしまうという事実
をVFPの戦略会議の中で改めて知りました。彼らがプレスリリースを出したとこ
ろで、どこも取り上げないし、「スクールオブアメリカ」(今年名前を「西半球
研究所」変えた)という悪名高き軍事訓練所(アメリカ国家によるテロリスト養
成所との異名を持つ)でのデモでは1万人以上が集まっても、記事にすらならな
い、と嘆いていました。平和主義の人が空港で拘束されたり、高校生が反戦運動
をしたことで学校に行けなくなったり、と、今のアメリカは本当に異常です。自
由の国アメリカでこのようなことが平然と行われ、それをみんなが支持してい
る、というのは信じがたいです。いったい、どこまで市民権が奪われたら、アメ
リカ人は声をあげるのでしょうか。この事態に対して私にできることがあるので
しょうか。深い闇に包まれた感じです。
 戦略会議では、日本のグローバルピースキャンペーンの今後の活動について報
告をさせてもらったのですが、その中でアフガニスタンへの調査隊派遣には、
VFPの理事ほぼ全員が興味を示しました。その結果、フォトジャーナリストを含
むVFPの調査団を日本の調査隊と一緒にアフガニスタンに派遣することが可能か
どうか、検討することになりました。
VFPは戦争・平和教育に広く携わっているのですが、この調査隊が戻ったらアメ
リカ国内で講演をして回るというのです。なんせ爆弾の威力に関する報道はあっ
ても、その爆弾の下で人々がどんな目にあっているのかに関しては一切報道がな
いのですから。アメリカ人のほとんどは、自分たちがいつまたテロにやられるか
という、恐怖と不安でいっぱいで、食料も衣服も家もなく寒さで死んでいくアフ
ガニスタンの人々に思いを馳せる余裕がまったくありません。。想像力の欠如、
と言ってしまえばそれまでですが。その上報道では、一般の死傷者が殆ど出てな
いことや、カブール陥落で喜ぶアフガン人の様子や、米国兵器の精密さばかりが
強調されています。もし、アフガニスタンの子供や赤ちゃんが空爆で傷つき死ん
でいる様子や、カブールやカンダハルの小児病院の映像が少しでも報道された
ら、アメリカの世論を変える可能性があります。
 アメリカの現実は、薄ら寒いです。殆どの人はいまだ、どうしてアメリカがテ
ロを受けるのかわからない、アメリカは正義のために戦い、いろんな国を助けて
いるのに、と本気で思っているのですから。無知もはなはだしい、と思うかもし
れませんが、そういう報道しかされてないのですから、彼らがそう信じても無理
はないです。
 最大の問題が企業メディアと、人々の無知と偏見にあることがわかりました。
いささか希望があるのは、まともな本が出ていて売れている、ということです。
本を読む人々は限られていますが、カリフォルニア大学教授で日本研究家のxx
が書いたBLOWBACKという本はお奨めです。日本でも出版されていますか?されて
いたら是非読んでください。

12月3-4日
アメリカに溢れる愛国精神?  成田からシカゴ経由でセントルイスに向かう飛
行機の中で

 シカゴの空港に着いてまず目に付いたのが、売店のアメリカ国旗や国旗をあし
らったさまざまなグッズ。それから企業広告も愛国精神があふれるコピーが増
え、国旗が使われているものがいくつもありました。これらは以前なかったもの
です。セントルイスに着いて住宅街に入ると、さまざまなクリスマスの飾りに混
じって、国旗が使われているのも目立ちました。愛国心を示すことが広く社会に
受け入れられているのでしょうか。
 アフガニスタンの人々が置かれている状況は、首都カブールのタリバンから開
放されて喜ぶ人々の映像とは裏腹に、ますます厳しくなっています。昨日イン
ターネット上で読んだレポートによれば、国境内の難民キャンプでは水も食べ物
もテントもなく、毛布一枚で雑草を食べて生き延びている人々の様子、赤ちゃん
や子供たちなど体力のない者から順に亡くなっている様子が伝えられていまし
た。この惨状を生き延びたわずかの人は、やがてどんな行動をとるでしょうか。
こういった状況を生み出すことこそが、テロを生む根本原因なのに。
シカゴの空港では肥満の人が目につきました。彼らは飢えの苦しみは知らないで
しょうが、決して健康ではありません。レストランやファーストフードショップ
では大量の残飯が捨てられています。アメリカだけじゃない、日本でもそうで
す。今、この瞬間、アフガニスタンでは誰にも知られずにたくさんのいのちが消
えている。同じ瞬間、同じ地球で、食べきれないほどの食料をごみにして、肥満
の人があふれている。どうしてこれほどの差があるのでしょうか。みんなが同じ
である必要はありませんが、せめて全ての人が暖かいご飯を家族や仲間と一緒に
食べられることぐらいできないのでしょうか。
どうして、一番豊かな国がもっとも貧しい人々の上に爆弾を落とすのを誰も止め
られないのでしょうか。テロリストをかくまったから?今アフガニスタンで死ん
でいる子供たちには、何の関係もないことです。こうした事実が報道されてない
のがアメリカです。アメリカのメディアはたった4社に独占されていて、しかも
彼らは軍事産業やエネルギー産業(石油や原子力)と同じ資本です。彼らの興味
はアメリカ一国の繁栄とアメリカの豊かな(持続不能な)ライフスタイルを継続
することです。こうした国益のみを追求するやり方は、争いを生み、地球環境も
修復不能なほど傷つけ、やがてアメリカ人でさえも生き延びられなくするでしょ
う。そして、テロを軍事力で撲滅しようとすることは、より多くのテロを招き、
アメリカの安全保障をさらに危うくすることでしょう。
日本を出発する前日に、ある友人からファックスをもらいまいた。彼女と最初に
知り合ったのは私がネイティブハワイアンへの支援を始めたころに、メールでや
りとりしたのがきっかけですが、チャンスやグローバルピースキャンペーンの活
動を通して親しくなり、何度か赤ちゃんの面倒を見てもらったこともあります。
彼女は最近ヒプノセラピー(催眠療法)を受けたそうですが、それ以来、不思議
な体験をするようになったことがそのファックスに書かれていました。

“この前はアフガニスタンの小さな女の子が私をじっと見つめていて、こういう
風にいうのです。
「あきらめないで。あなたたちの愛は受け取っています。光のこどもたち。私た
ちは大丈夫。だけどあなたにできることを一生懸命やってください。あきらめな
いで」
ゆみさんと同じときを生きていること、出会えたことに感謝して。いってらっ
しゃい”

 アフガニスタンで今起こっていることは、耐えがたいことですが、そのお陰で
こうして素晴らしい人々に出会っているわけです。この出会いを最大限にいかし
て、いのちを守る仕事ができますように。少しでも、私の存在がいのちを守るこ
とに役立ちますように。私の赤ちゃんが泣いている。目の前のいのちから、大切
にしなくてはね。

12月3日
フラカヒコは大成功 ありがとうございました
 このメールニュースでもご案内させていただきました「フラカヒコ A 
SACRED DANCE」の日本全国初公演は11月23日から大阪・京都・東京・鴨川・湘
南・千葉で感動を巻き起こし、11月29日を持ちまして無事終了しました。ネイ
ティブ・ハワイアン7名は各地でたくさんの新しい友人と忘れがたい経験を得
て、30日に帰国しました。招聘・企画責任者である私が、9月11日からグローバ
ルピースキャンペーンにかかりきりなってしまったために、一番大切なプロモー
ションが不十分で、実は赤字覚悟で迎えた本番でした。
 ところが蓋をあけると、どの公演も予想を上回る入りで、湘南公演はほぼ満
席。私が主催していた東京や鴨川もまずまずの入りで、最終的には目標額を上回
る売上げでした。各地の主催者とスタッフは自力でチケットを売り、見事なチー
ムワークで公演の準備をしてくれました。全てをボランティアでやり遂げたみん
なに感謝の気持ちでいっぱいです。
出演者たちの語りや踊りはピュアで美しく、多くの人が感動の涙を流していまし
た。フラを習っている人や教えている人が大勢来てくれたのですが、「心が洗わ
れました」「大切なことを思い出させてくれました」とのお言葉をいただきました。
現在もハワイで続くホクリア開発の裁判には多額の費用がかかりますが(今年必
要な費用だけで35000ドル)、今回の公演で15000ドルを寄付すること
ができそうです。今回はスタッフも出演者も企画者も全員がボランティア。ス
タッフとしてかかわった全ての方、公演を見てくださった方、広報に協力してく
ださいました方、本当にありがとうございました。
開発と伝統文化や環境保護はどうすれば共存するのでしょうか。両者のバランス
を探りながら、これまで無視されつづけてきたネイティブハワイアンの声を届け
ることができる書き手でありたいです。

アメリカとイギリスへ向かいます
 フラカヒコが終わってほっと一息するまもなく、アメリカへ出発です。
 アフガニスタンでは寒い冬が到来して、人々は飢えと空爆に加えて、寒さに
よってもいのちが脅かされ、毎日幼い体力のないものから亡くなることが既に現
実となってしまいました。冬が来るまでに何とか空爆を止めたい一心でグローバ
ルピースキャンペーンを続けてきましたが、アメリカ政府はまだまだアフガニス
タンでの空爆を継続するのみならず、攻撃地域をイラクへと拡大しようとする動
きすらあります。
 長年、多くのアメリカ人と環境問題に共に取り組み、友人としても親しくして
きた私としては、アメリカ国内の平和運動にかかわる人たちに直接会って、なん
とか元気付けてきたいと思っています。私の友人たちの多くはこの状況に対し
て、さまざまな活動を展開しているのですが、それが主要メディアで報道される
ことはまずありません。しかも平和を求める声は次第にあげにくくなっており、
アメリカ政府の強硬な姿勢や平和主義者への非難や弾圧はエスカレートしています。
そんな折、今回、平和の全面広告のスポンサーとして一緒に仕事をした「平和の
ための退役軍人会」<http://www.veteransforpeace.org/>の戦略会議に同席すること
になりました。どうすれば戦争以外の解決法を求める声を米国で高めることがで
きるのか、2泊3日にわたってファシリテーターを交えての会議です。先入観を捨
てて、オープンマインドで参加してきます。
赤ちゃん連れの旅なので、どこまで何ができるのか分かりませんが、平和を求め
るなるべく多くの人々に会い、人と人をつなぎ、小さな流れでもいいから平和に
向かう動きをアメリカで創りたいと思っています。
最初はセントルイス、それからボストン、イギリスに渡って、クリスマスとお正
月を過ごし、シアトルで全米横断ピースウォークに合流します。そのあとはハワ
イへ飛んで3月頭までハワイ先住民の支援活動・取材に入ります。原稿依頼、情
報提供などはメールよろしくお願いします。2日に一度ぐらいチェックするよう
にします。念のため、海外だけで使うAOLのアドレスもお伝えします。
yumikikuchi@aol.com いつものアドレスもOKです。yumik@awa.or.jp
(12月3日記)

(署名部分省略)
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Open-J Vol.123 : パールハーバーグローバルピースセレモニーのお知らせ (12/06)

★グローバル・ピース・キャンペーン★

●パールハーバーグローバルピースセレモニーのお知らせ●

ハワイでのパールハーバーグローバルピースセレモニーのお知らせです。

新しいミレニアムはより良い世界への希望を運んできました。ネイティブ・アメリカ
ンの予言者、ケツァルコアトルは、これは神聖な母なる地球の上を自由の鷲が飛び回
る、新しいサイクルの始まりだと言います。しかし今世界は暗闇に向かおうとしてい
ます。

2001年12月7日、(日本時間12/8)太平洋の中心に浮かぶ美しいハワイ、
パールハーバーのUSSアリゾナ記念碑が目の前に見える州立公園で、その後歴史的、
聖なる場所で平和を願う人々が聖なる四つの方角から集い、世界平和への願いをこめ
て祈り歌うことが出来るならすばらしいと考えています。
このセレモニーの会場をこの場所に選んだ理由は、真珠湾攻撃が行われた悲劇的な日
を意識し、世界的な平和の必要性を確認し、戦争という許されるべからず行為は二度
と繰り返してはならないと言うことを世界に伝えるためです。
12月7日(日本時間で12/8)という日は、他にも文化的な重要性がある日でも
あります。インドで釈迦が悟りを開いた日であり、良き友、ジョン・レノンがニュー
ヨークで殺害された日であり、また聖母被昇天を尊ぶ日でもあります。

そしてまたこの時期、『広島平和の火』がアメリカ、ピースウォークの為、ホノルル、
パールハーバーを経由し本土に向かいます。
また12/2〜12/8まで日本の数名の僧侶がパールハーバー、アリゾナ記念館の
前で御断食による平和のお祈りを捧げて下さっています。

この火にまつわるストーリーは皆さんも御存じと思います。
先の大戦の始まりと終わりがパールハーバーに集まります。うらみや恐怖、暗闇の世
界から新しい輝いた世界を創り出すのは私達一人一人に委ねられているように思いま
す。

宗教をこえ、人種をこえオアフ島でこの火の周りで多くの人々が静かに祈り鎮魂し、
平和を共に感じイメージ出来ればどんなにすばらしいことでしょう。

 パールハーバーは米軍の施設が密集している所、緊張感の有る状況でホノルル市、
ハワイのネイティブの人々,地元平和アクティビストの多大な協力によって実現でき
ることになりました。
日本人の仲間達もハワイにはいりオーガナイズがんばっています。

どうか日本でも共に祈って下さい。またハワイにこられる方共に祈りましょう。

岡野弘幹


GLOBAL PEACE CEREMONY
~ a Sister City program of the City and County of Honolulu and the Japan
Rainbow Society
AIEA BAY STATE PARK @ McGrew Point, Kamehameha Hwy.
Friday, December 7, 2001 10:00 AM - 12:00 noon

PROGRAM
~ Musical Prelude

Welcome and Introductions - Councilmember Rene Mansho
 Flag Pledge
 National Anthem
 Hawaii State Song
 Japan National Anthem
 Invocation/Oli -         Bula Logan
 Message from Honolulu -  Mayor Jeremy Harris
 Message from Hiroshima - niMayor Akiba

Historical Perspective -  Hiroki Okano,Syunichi Nakamura

Offering of Flowers - Hiroshima Peace Flame

Silent Prayer - dedicated to the victims and families of:
 September 11, 2001 -  terrorist attacks
 December 7, 1941 -    attack on Pearl Harbor
 August 6, 1945 -      attack on Hiroshima
 all past wars
 all the children of the future
Interfaith Prayers -
 Christian -
 Shinto  -         Toji Kamata
 Buddhist -        Jun Yasuda
 Hawaiian -        Bula Logan
 Navajo -          Haruyasu Yamaguchi
                           Akio Kochi
Prayer in Music and Dance
 Contemporary, improvised prayer dance - Hiroko Kawanishi
 Contemporary, improvised prayer dance -  Mana Koike
 Hawaiian music and traditional hula
 Hawaiian music and traditional hula -

Release of Rainbow Pigeons
Fire Boat - "Moku Ahi" water show
Circle of Aloha" - everyone sings together:   Imagine,  and   Hawai`i
Aloha"
~  Musical Postlude

(署名部分省略)
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Open-J Vol.122 : セントルイスのきくちゆみさんより (12/06)

★グローバル・ピース・キャンペーン★

●きくちゆみさんより●
(きくちゆみさんのコンピュータが故障したため、電話でのレポートです)

シカゴ経由でセントルイスに入りました。
空港はアメリカの国旗であふれています。お土産屋や企業の広告も愛国心を
あおるようなものが多いです。
気のせいかも知れませんが、笑っている人が少ない気がします。
みんな緊張していて「戦争をしている国」なんだ、と感じます。
住宅街のクリスマス・イルミネーションにも愛国心があらわれています。
平和の事を話すとみんなから白い目で見られます。

昨日から「平和のための退役軍人の会(Veterans for Peace)」の会議に参加してい
ます。
彼らは素晴らしい。みんな戦争を乗り越えて平和のために頑張っています。
命がけです。軍の中のことを知っているので問題を告発しようとすると、圧力がかか
るそうです。
彼らと出会えたことがうれしいです。とても歓迎されました。
会長さんとメンバーの皆さんに「協力してくださった日本のすべての皆さんに、あり
がとうと伝えてください」と言われました。
「平和のための退役軍人の会(Veterans for Peace)」のホームページをぜひ見てく
ださい。
http://www.veteransforpeace.org/
軍人でなくてもアソシエートメンバーになれます。

また、レポートを送ります。
                        (12月6日午後8時 日本時間)

(署名部分省略)
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Open-J Vol.121 : 緊急:国会ファックス作戦の要請 (12/05)

★グローバル・ピース・キャンペーン★

●緊急:国会ファックス作戦の要請●

「日本が戦争のできる国」になることに反対する意思表示!
あと1日しかありません! 参議院議員へのファックス作戦!
(発信元:市民ネットワーク「国会前でピースアクション」「グローバルピース
ウォーク」)

私たちは、日本が「戦争のできる国」になることに反対し、12/3より7日まで、国
会前で断食、ハンガーストライキ、座り込みを行っている者です。

今、国会では「PKO(国連平和維持活動)協力法」の改悪が審議中です。
中身は、「PKF凍結解除」、つまり自衛隊のPKF(国連平和維持軍)活動への参
加を可能にすることと、武器使用範囲の拡大です。これは、すでに衆議院を通過して
います。

そこで、急きょ関係国会議員への“ピースアクション”の呼びかけをします。
国会は今週7日(金)までです。この件については、12月4日と6日の、わずか2日
間で審議され、7日の参議院本会議で採択されようとしています。

そこで、時間がなくて、恐縮ですが、緊急ファックス作戦を実施しています。国会に
意思表示をしましょう!


以下に次の3項を記載しました。
(1)ファックス文例(<http://www.otsukimi.net/walk/>からダウンロードできます)
(2)参議院外交防衛委員会の国会議員リスト
(3)この法案についての、簡単な解説

お問い合わせ先:グローバルピースウォーク 090−9810−8145

<関連アクション>
12月6日は国会前へ!
12/6(木)12:15〜13:30「参議院議面集会」@衆議院議員面会所と衆議院第二議員会館前歩道
同日 13:30〜15:30「ピースアクション議員懇談会」@衆議院第一議員会館第3会議室
----------------------------------------------------------------------------
1)ファックス文例

参議院 外交防衛委員会
          様

私はPKF活動への自衛隊の全面的参加に反対します。貴氏の勇気ある判断を仰ぎま
す。
私は、戦後、戦争を放棄した日本を愛し、誇りに思ってきた、市民です。
現在、日本が「戦争のできる国」になる、PKO改正の動きに対して、大変、憂慮し
ています。

あなた様が理事または委員をつとめる「外交防衛委員会」にて、今週、審議中の
PKF凍結解除、自衛隊の武器使用範囲の拡大などを内容とする、PKO法改正につ
いては、あなた様のご判断が重要な鍵を握っていると、理解しております。

私は「PKF凍結解除」に、反対しています。(市民の中には、現在、国会前で、断
食やハンガーストライキをして、この思いを訴えている者もおります)。

日本が、このまま“戦争のできる”国家になっていくのか否かの、岐路に立ってい
る、その審議において、どうぞ、慎重に、勇気をもって、ご判断なさってください。

安心して子どもが育つことのできる日本、そして世界のために…。

(※日付、署名者氏名、住所、あるいは所属をお書き下さい)


**************************************

(2)参議院外交防衛委員会の国会議員リスト(電話/fax)

※特に民主、公明の議員に、要請を集中してください。

委員長 武見敬三(自民 橋本派)  3508-8521/5512-2521
 理事 山本一太(自民 森派)   3508-8604/3508-2281
 理事 吉村剛太郎(自民 橋本派) 3508-8527/5512-2527
 理事 木俣佳丈(民主)  3508-8317/5512-2317
 理事 山口那津男(公明) 3508-8310/5512-2310
 理事 小泉親司(共産)  3508-8241/3508-8241
    河本英典(自保)  3508-8213/3503-3056
    桜井新(自保)   3508-8528/5157-9671
    月原茂皓(自保)  3508-8616/3508-8858
    福島啓史郎(自保) 3508-8309/5512-2309
    舛添要一(自保)  3508-8219
    森山格(自保)   3508-8433/5512-2443
    矢野哲朗(自保)  3508-8729/3503-3802
    海野徹(民主)   3508-8541/3500-4634
    佐藤道夫(民主)  3508-853/15512-2531
    齋藤勁(民主)   3508-8418/5512-2418
    広中和歌子(民主) 3508-8403/3502-8817
    遠山清彦(公明)  3508-8203/5512-2203
    吉岡吉典(共産)  5512-2230/3508-8230
    大田昌秀(社民)  3508-8212
    平野貞夫(自由)  3508-8225/3591-0779

**************************************

(3)この法案についての、簡単な解説

[国会前レポート 12/4発]
日本が“戦争のできる国”になろうとしている!
文責:こうちあきお(ピースウォーク・メンバー/山梨県八ヶ岳在住)

 私たちは、戦争のない21世紀を築きたいと願っているひとりひとりです。
平和を願い、日本が「戦争のできる国」になることに反対する多くの思いを代表し
て、12月3日より、国会前で断食、ハンガーストライキ、座り込みを行っています。
 私たちの多くは地方に住み、政治的な活動団体に所属していない者たちばかりです。
中には、信州松本から、飯田から国会まで200km以上を歩いてきた者たちもいます。

 国会に来ていろんな方々からお話をうかがい、また審議を傍聴して、大変ビックリ
しました。今週で終わる参議院国会の争点は、「PKO(ピース・キーピング・オペ
レーション/国連平和維持活動)協力法」の改悪です。
中身は、「PKF凍結解除」、つまり自衛隊のPKF(ピース・キーピング・フォー
ス/国連平和維持軍)活動への参加を可能にすることと、武器使用範囲の拡大です。

これは、すでに衆議院を通過しています。
 これだけ聞いても、なんのこっちゃ? ですが、どんなことかというと、「自衛隊
を使って、戦争をすることができる」その口火が切られる、ということらしいのです。

 先だって「自衛隊法」改悪と「テロ対策特措法」が成立し、自衛隊は海外に出られ
るようになりました。しかし憲法上、軍事活動できないため、武器使用に制限があっ
たり、後方支援に限定されていました。つまり、充分に戦争できないのです。
 しかし、PKF(国連平和維持軍)本体業務に参加できるとなると、アメリカやイ
ギリスなどと共に、同じ軍隊として自由に軍事行動できるようになります。
もちろん、武器使用の制限はありますが、当初はピストルだけと言っていたものが自
動小銃がOKとなり、武器使用の範囲も物や施設、援護下と広がっています。つまり
戦争できる範囲は徐々に拡大してきているのです。
 また、今まで政府はPKO参加の条件として、(1)停戦が合意され、(2)紛争当
事国がPKFの受け入れを要請・同意しており、(3)PKOが中立である、という
3つの原則を前提に、(4)以上の3つのうちいずれが欠けても任務を中断または撤退
する、(5)必要最小限の武器使用、と5原則を定めて歯止めにしていましたが、今
回は当初、(1)(2)の見直しが検討されており、この5原則がないがしろにされる
のも時間の問題のようです。

 今回の戦争を見れば分かるように、国連の要請もないまま、米軍主導で“平和”の
名のもとに戦争が行われています。“国際貢献”の名のもとに、自衛隊はどんどん海
外に出かけられるようになりました。そして今、国連軍の名のもとに、大手を振って
“軍事行動”できるようになろうとしています。
 すでに日本は、米軍を支援する形で自衛隊を海外派兵し、あれよあれよという間に
戦争の当事者に加わりました。私たちは日本が再び、「自由に戦争できるフツウの
国」になることを、決して望んでいません。
 今まさに、日本がこのまま「戦争をする」国家になっていくのか否かの、大変重要
な岐路に立っています。

 まずこの状況を知ってください。そして声をあげてください。以下に参議院外交防
衛委員会メンバーの電話、ファックス番号を記します。国際貢献の名のもとに、自衛
隊がPKF活動に全面参加できることに反対するFAXを、電話を入れてください。

 今国会は今週7日(金)までです。この件については、本日4日と明後日6日の、わず
か2日間の、たった21名の参議院外交防衛委員会で決められ、7日の参議院本会議で採
択されようとしています。
中谷防衛庁長官は本日の審議で、「武器の使用が全て武力行使ではない」「国際水準
に見合った協力が必要」「読売新聞の世論調査でも国連への協力が支持されており、
国民の期待を得ている」と最後に発言しています。
 しかし、望みもあります。この件を継続審議にして来年に持ち越すことができれ
ば、廃案にすることも可能です。そのための審議日程は、自民党の委員長と、自民2
名、民主1名、公明1名、共産1名の5名の理事によって決められます。
 共産党はこのPKO改正法案には反対、自由、民主、公明は賛成の立場をとってい
ます。この5名に、特に公明、民主議員に強く働きかけてみてください。

(以上)

(署名部分省略)
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